超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

あの夏で待ってる 第8話「先輩がPINCH.」 感想

2012-02-29 03:17:50 | アニメ





君はもういない。





柑菜ちゃんは頑張れば頑張るほど空回りますよね。
今回も、彼女の好きだった海人は今や完全に先輩に夢中な訳で
あの頃の彼と夏祭りの日の彼じゃそもそもが違う
彼にとっての最優先事項は先輩って事なんですよ。まあピンチなのが分かってたからアレですけど
まさか宇宙人云々とは、微妙に感づいてる?的な描写があったにせよ予測不可能ですから
それ込みで考えると、本気で心配するのは先輩の方ってことですよね。
あの時柑菜が勇気を出して告げようとした想いも、
すっかり水の泡になってしまって。
こりゃ本気で挽回は不可能なのかな。彼女一人だけ取り残されるのかな。それは分かんない部分ではありますが
現実だって頑張れば頑張るほど空回る事なんて日常茶飯事ですから
彼女のやるせない気持ちは分かってしまうんですよね。
願っても願っても届かない、そんな想い。
そういう表現を見て何処か救われるのは私だけかなあ。

一方で海人と先輩に関して言えばどこぞのSFアニメよろしく生を懸けた必死のサバイバルをこなして
その挙句に正体バレ、まあタイミング的な話をすればそろそろだよなあって思ってたんですが
にしても、こんな衝撃的な形になるとはねえ。
半ば相思相愛だっただけに、これが今後二人にどういう効果をもたらすのか。
全てを知って尚、海人は先輩に「好き」って言えるのかどうか。
そして、最終的な結末はどんな風に?
様々なパターンが考えられますけど、個人的には誰が自分を好きであろうが一切揺らがない時点で
海人の愛って本物だと思うんですよね。揺れ動くでもなく、考えるでもなく、真っ直ぐって感覚がある。
だから私的にはやっぱりこの二人がお似合いなんじゃないかなって想いもあるし
先輩の贖罪って意味でも一緒になって欲しいなあ、って。
先輩が初めて謝った事で
物語っていうか関係性にも深みが出てきそうでこの先の展開も中々楽しみです。
やっぱり多少の障害があった方が話は盛り上がると思いますからね。
その中で今後柑菜がどんな行動を取るか、にも期待です。


さて・・・いよいよ私が最も感情移入してるてつみおの話に移りましょうか(笑)。
髪を切ったのは正直驚きましたけど、あれは一種の諦めなんですかね。
髪を切るって行為はリセットって意味合いも兼ねてますからね。
特に女性の場合は。
そこを察したのか哲朗も何か言いたげでしたけど、自分を卑下する彼女に言いたげでしたけど
それを告げる前に初めてのキスが待っていたっていう。いやまあ事故ですけど・・・
これは正直グッと来ましたね(笑)。
都合が良いとも思いましたが
それ以上にここまでしたら本気で意識せざるを得ないよなあ、って意味合いで。これは先が楽しみだ。
そもそも告白の一件だけでも哲朗あからさまに意識しまくりだったし
意識したての初々しさに溢れた描写の数々は面白かった(笑)。
っていうか普段クールな分哲朗はデレると微妙に可愛い気もしますね。素に戻ってる感じ。
あの感じを見るに、今週のアクシデントキスも含めて順調に傾きそうで安心
先週以上のニヤニヤシーンも期待して待ってます!って事で。

そんな哲朗はやっぱり柑菜の事が心配なようで。
相変わらず海人にけしかけてますが
でも例えプッシュしたとしても何一つ変わらない現状があるっていう。
彼の言動は一見単なるお邪魔虫的行動に見えますけど
実際間違ってるとも思うけど
それも結局は柑菜を想ってる気持ちの表れでもある訳で一概に余計云々は言いたくないんですけど
ここでまた個人的に思うのは、今のような友達みたいな距離感が一番似合うんじゃないかなと。
じゃれあってるシーンは確かに良い雰囲気でしたけど
あの状態が一番ベストっていうか、最も自然な関係って気もしましたね。
だから実際は諦めるか諦めないかの瀬戸際だと思うんですが
海人にピリオドを打ってもらいたいんじゃないかって。
それが現状不可能な分
また別の答えを出さなくちゃいけない訳で、それが正直になることなのか、それとも美桜を選ぶのか。
・・・個人的にはメインの二人よりもこっちの行方のが気になってたり(笑)。
まあ何にせよ楽しんで観れてるのは良い事ですよね。
定番ですが夏祭りの描写も実に楽しげで切なくも面白い回でした。




まあそれにしてもてつみおの変遷を眺めるのは楽しくて仕方ないっすわ(笑)。
番外編で二人メインのお話とか作ってくれないかなー、とか妄想しつつ。




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