超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

名カップリングシリーズvol.5/きみが嫌い

2010-10-01 17:01:58 | 音楽




10月最初の記事。半年振りの名カップリングシリーズです。
ちなみに前回、
風邪が治ってきたとか書いてるんですが
今回もちょうど風邪が治ってきたところです。見返してみてビックリした。偶然過ぎる。


それはいいとして、今回はGRAPEVINEの「きみが嫌い」です。
いかにもバインらしいタイトルですね。「嫌い」、って。
丁度Mr.Childrenの曲に「君が好き」ってのがあるので
それと対になる感じでしょうか。
続けて聴くと歌ってる内容の差がスゴイ。


歌詞はこんな感じ

「結ばれる運命? クソ食らえだ」

「君が嫌いなのさ
 君も俺が嫌い
 それは奇遇だ
 もしかしておれたちは気が合うのかもしれんね」


いかにも田中和将らしい歌詞なんですけど
この歌詞ってよく読むと
微妙に上手く行かなかった事柄に対して、苛立ってる、みたいな。
それ考えると
初めから嫌いだったわけじゃなく、色々こんがらがってこうなっちゃった、みたいな。
ある意味仲違いの曲にも聴こえます。
始めから憎んでる訳じゃなくて。

楽曲としては、丁度表題曲に近い感じのグラムロックナンバー。
「discord」ですね。この曲もまた好きなんだよなあ。
に加えて、間にはちょっとさわやか風味の「アイボリー」なんかも入っていて。
似たタイプの曲が2つ、
って事でその間にワンクッション置かせてるのが、何気に上手いな、ってところですね。
シングル一作品としても中々に聴き応えあります。


この曲はリアルタイムで
しかも夏の暑い時期に聴いてたので
その頃を思い出す曲であると同時に
若干ひねくれものの気がある私にとっては、「きみが嫌い」って!
みたいにタイトルをよく面白がってた記憶がある。
 でも、今聴くと結構色々な感情混じってんだなって思えて
ひねくれたタイトル、って第一印象以上のものあるなあ、と感じてます。
もちろん、楽曲としてもいいしね。

「それは奇遇だ」と言いつつも
ちょっとだけ通じ合ってる部分もあったのでは、とか。
想像を喚起させてくれる曲でもある。
何気にバインの中でも聴く頻度が高い曲です。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿