超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

LOSTAGE@渋谷CLUB QUATTRO 10.8.15

2010-08-16 23:52:54 | ライブレポ




昨日はLOSTAGEのツアーファイナル!でした。
LOSTAGE TOUR@渋谷CLUB QUATTROのレポートです。


6月から始まって
東京・千葉・神奈川、ついでに間のインストアにまで行って
再び東京、しかもワンマンです。
LOSTAGEのワンマンは大体20曲以上は演奏するので
解禁曲が相当増えるだろう、と思ってたら
その通りいっぱい解禁してくれました。んで、三人でも余裕で格好良いね。
これは今回、全体を通して常に感じていた事。
ワンマンでも全然ダレなかった、という事で。
 3月の無料招待ライブから考えると、随分曲の手さばきが上手くなった感じがしました。
あの時はあの時で独特の緊張感があって良かったんですけどね。
ただ、やっぱり相当練習をこなしたのか
どの曲もかなり違和感のない形になってて。
「嬉しい!」って言葉が常に頭に浮かんでいるような、そんなライブでした。
これで今ツアーも終わりですね。
なんだか寂しいなあ。
寂しいって思える事が重要なんでしょうね。
去年以上にガッツリと参加できて良かった。また次のツアーの開催も願っております・・・。



チケットの番号は100番台。
つーことで結構早めに入れるかな、と思いきや
何とその前にA番号とB番号があって
それを考えると結構遅めの番号ですよ。これは正直驚き。
今までそんなことあんまなかったな、って。
ただ、入った時思ったより前に行けたので
結果的にはいつもと同じような位置、でしたかね。この日は軽くモッシュとかも起こって
やっぱtwitterでファン層変わっちゃってるのか?とか思ったり。
それはそれで、って感じなんですけど。
モッシュが他バンドと比べて多少ゆるめだったのが、何とも「らしい」ですね。ふふふ。

定番の「ひとり」からスタート。
やっぱこの曲のイントロは燃える!
「これだよ、これ」って気分に素直になれます。
しかも、この日はPVの?ダンサー付き!なんて豪華なんだ。
一切の笑顔なしで終始シリアス。
この緊張感が正直たまらん。
ヒリヒリした感じが。

よりエキゾチックに聴こえた「断層」、歌の広がりが感じられた「BARON」。
ここら辺はツアーをやってる内に変化していった部分もあると思うけど
毎回毎回聴こえ方が微妙に違うのは凄い。
新代田と比べても明らかに違うように感じました。
これがツアー複数参加の醍醐味ってヤツなのか。

「喉」の超轟音ギターは柏公演を彷彿とさせた。
その後のMCで五味兄がいきなり噛むも(笑)、去年最高動員を記録した6月の渋谷クアトロ
よりも、更に記録更新したらしく、感謝の言葉でいきなり祝福モード。
これなら次はリキッドルームとかでもOKなのでは。


「TOBACCO」はダンスをしてるかのような動きで奏でられた躍動感のある間奏
「眩暈」はギターが印象的で、ライブとなると音源ではそこまで全体的に目立ってない曲でも
上手く盛り上がりポイントを付けてるのが流石、というか。
「喉」にも言える事ですが。
あとバンド演奏のリズムも面白かった記憶が。

ここから、いよいよ過去の名曲たちが紐解かれます。
まずは・・・「噂」!
去年もここ渋谷クアトロで聴いて感動したんだった。3人でもスケール感半端ないね!
どこか別の情景が浮かぶような。

そして、個人的に一番好きな曲、「人間ロボット」来る!
どうなる?と思いきや
かなりソリッドな形にまとまっていて、これはこれで、という。
この曲が再びライブで聴けることが本当に嬉しい。

「裸婦」で鬼のようなグルーヴを発揮して、長めのMC。
あんまりよく覚えてないんですけど
取り合えず去年の脱退騒動の事から。
当人たち(清水含む)とは揉めた、とか気まずくなって連絡取ってない、とかそういう出だしで
でも彼らが今一緒にやってる音楽を聴いたら、いいと思えた、って話で
どんなにドロドロな関係であってもそれを飛び越えて人の気持ちに入っていける、
そんな音楽がやっぱり好きだ、とかそういう結末だった気がする。
間違ってたら指摘お願いします(汗)。
「今を輝けるバンドになりたい」とも言ってたような。ともかく、脱退云々の話はこれで最後にする、との事で
本当に新生LOSTAGEが始まったようで、なんとなく意思表明みたいな部分も受け取りました。
勝手に、ですけど。
弟曰く「自信のついたツアー」であって
この二人とバンドをやれてる事がとても嬉しい、との事。確かに名公演連発してたからね。
ドラムス岩城にも喋らせようとしてましたが
結局グダグダになったところで(笑)、次の曲に突入。「SF」です。


この間聴いた時よりも、よりポップに、3人ならではの感じに聴こえて
余裕でキラーチューンとして使える手ごたえ。
「魚はオイルの中」「BUTTERFLY」とミドル曲連発するも・・・これがまた良い!
かつての情感表現が帰って来たような印象。
めっちゃ浸ってました。
浸れました。

情感、といえば「こどもたち」でもそれを往々にして感じた訳ですけど
それと同時に、この曲の堂々としたギターロックっぷりは
やはりアクセントとして素晴らしいなあ、と。
ってかそれ以上に曲自体本当大好きだ。
これもやっぱ嬉しいです。

ここで再び長めのMC。
今度はtwitterの事ですね。
最近そっち方面で注目されちゃって、それはそれで嬉しいけど
自分らが一番やりたい事はバンドで
それの為にやってる部分が強い、とか、そういう話でした。
だから変な目で見ないで欲しい、とか。
それと「でも俺の似顔絵、似てるよな?」ともちゃっかり言ってました(笑)。
 尚、拓人は五味兄に進められて始めたそうです。
昨日はそれ経由で知り合った口ロロの村田シゲとラーメン食ってきた、とか。
何気に兄弟で上手く活用してるなあ(笑)。
意外と器用な一面も持ってるんやね。


ライブも遂にクライマックス。
不穏さが美しさにまで昇華されていた「DAILY NEWS」。
この曲、この日聴いてたらむしろ3人のがしっくり来たかも!
鉄板の「RED」、
から来て欲しいな、と思ってたらドンピシャで来た「カナリヤ」は
両方とも後半の高まりっぷりが凄い。
拓人のギターは最早凶器のレベル。
耳つんざかれて
でもそれが最高に気持ちが良いです。スリルだらけ。

「夜に月」で、いっぱい歌ってライブは終了。いや、良いライブだったと思います。
セトリも中々のバランスでした。


けど、アンコールが待っています。
ここのMCが一番長かった(笑)。
特に拓人の喋りの面白さ、冗長さが顕著で
あまりに長すぎて次の「MIND JIVE」に影響を及ぼしていた気も(笑)。
でもまあ、元気に音楽やってるんだな、ってのは伝わりましたけどね。
 自ら自分の髪やバイトをクビになった事をネタにしていて
そこら辺の変わりっぷりも思い切ってるなあ、と。
髪の事、最近進んで言い過ぎじゃないですか(笑)?
途中で話が長すぎて五味兄が「重いわ」、といってベース降ろす始末。
アンテナを常に張って、反応出来るように云々って話は
素直に良かったです。
それ以外も面白かったけどね。でもやっぱり長すぎて殆ど覚えてねえ(笑)。

で、「海の果実」もやりましたよ。
ツアー序盤でアルバム曲の他に披露していた曲は、これで全部披露しましたね。
このツアーの集大成みたいで、
それがなんとなく感慨深かったりも。

しかし、ダブルアンコールも刊行、
本当の最後はかつての定番曲、「手紙」でした。
正直、やるのでは、と思ってたのである意味予想内でしたが
それでも久々に生で聴けて嬉しい。
最後にはピッタリの選曲でしたね。

最後らしく、サビで五味兄絶叫。これこれ、って印象を持ちつつ、お腹いっぱいでライブは終了。
本当に良い、
バンドの状態を無理なく披露した、って感じのツアーファイナルでした。
演奏中ヒリヒリ、MCでややアットホーム。
それはそれで、素敵ですよね。
また是非ワンマンを!って所でライブレポも〆です。
 多分今までで一番ガッツリ参加したツアーでしたが、
お世辞じゃなく本当に参加しがいのあるツアーでした。
ワンマンに関してもこれからもっともっと良くなっていくと思うので
これからのLOSTAGEも非常に楽しみ!です。



セトリ
1.ひとり
2.断層
3.BARON
4.喉
5.TOBACCO
6.眩暈
7.噂
8.人間ロボット
9.裸婦
10.SF
11.魚はオイルの中
12.BUTTERFLY
13.こどもたち
14.DAILY NEWS
15.RED
16.カナリヤ
17.夜に月
encore
18.MIND JIVE
19.海の果実
encore2
20.手紙



ちなみに、個人的に今度解禁して欲しい曲は
「公園の裏の黒い蝉」「DIG」「X」「○か×か」など。
どれもキッツイ曲(笑)。
でも、そういった注目の仕方も出来て、今後のライブ活動がますます楽しみになりそうな。
 本当、彼らのライブは神経にビリビリ来る感じなので
そういうの求めてる人は是非行ってもらいたい。日本のオルタナロック好きとかは特に。


最高のロックバンドです、LOSTAGEは。自分にとってはね。






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