超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

応援歌シリーズその9 未来は俺等の手の中/THA BLUE HERB

2011-03-31 01:43:29 | 音楽(テーマシリーズ)






応援歌シリーズも大詰めです。今回と次回で終了です。THA BLUE HERBの「未来は俺等の手の中」です。





未来は俺等の手の中               シングル「未来は俺等の手の中」収録





元々ブルーハーツのトリビュート盤に提供する予定だったはずが
全くのオリジナル曲だったため不可になったという逸話を持つ曲。
でも反映させたのは精神性、って事なんでしょうね。
敬意というか。


この曲ではBOSS THE MCの人生経験が実直に歌われていて、その内容が非常に生々しい、
と同時に必死でも、熱くもあって。
その意志の強さに勇気・・・というか「まだやれる」って気持ちをもらえる曲なんですけど。

生きてると極端に自信を失くすことなんてザラにあるんです。
それこそ日常茶飯事ってくらいに。
この曲と次回紹介する曲はそういう時に必ず聴く、節目節目に助けてきてもらった2曲です。
自分はこの歌の内容で歌われてるようなギリギリの生活をしてきた訳じゃないし
そこまで何かに人生を賭けた事もない。
深みのある人生じゃない。
けど、この曲で歌われてる内容を聴いてると、不思議と胸が熱くなってくると言うか
正直シンパシーを感じる部分なんかもあったりして。

生きていて、自分の好きなように行動していて、誰かに何かを分かってもらおうとして
でもその総てが暖簾に腕押しだと思える時が自分でも嫌になるくらいあって。
そういう時にもう辞めたいな、とか
これ以上やって意味あんのか?とか
結局悪いのは自分なのか、いや間違いなくそうだろう、とか
そういった日常生活に於いて無力感だとか、失望感を受けてる時って、何かもがどうでもよく思えてきて
たまに色々と諦めそうになる時があって。

もう何をやっても無駄なんだなと思う瞬間は日常のそこかしこらに転がっていて。


それでもまだ生きてる。幸運にも生きれてる。手綱を握れてる。
まだ生きたいって気持ちがあって、最低限の目標だったり夢があって
それがあるだけマシで。
 ギターウルフのセイジがよく言う言葉で、宇宙の歴史と比べたら人の人生なんてちっぽけなんだから
好きなように生きてやればいいじゃん、ってのがあったと思うんですが(結構適当です 汗)
この曲で歌われてる事ってそれに通じてる気がして。
まだまだたっぷりあるから。
だから諦めるな、と。
例えしんどくても、しんどいのを乗り越えた経験が助けてくれることもある。
あの時よく自分やれたなー、とかね。


「掴んだその手を離すな」

もう限界、って思ったその時にこのフレーズが頭に浮かぶ確率は本当に高い。
シンプルなフレーズですけど
この言葉と声には本当に助けてもらってきた気がします。
ここまで書いてきてなんですけど、今まで挙げた曲って初めから元気出そうと思って聴いていた訳じゃなくて
気が付けば心の中で大きくなっていった曲ばかりなんですよね。
それこそが本当の応援歌って言えるんじゃないかと。
持論ですが。



心から「名曲」って言える楽曲の一つですね。機会があれば是非。




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2 コメント

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お久しぶりです! (らくだ(元みさわ))
2011-04-01 21:12:50
この応援歌シリーズ、いつも楽しく読んでいます!

今回の「未来は俺等の手の中」は、僕も相当に励まされてきた曲ですね。

これまで、苦難と呼べるようなことなど一切なかったのですが、それでもつまづいてしまう時があって。しょーもない自己嫌悪のスパライルにはまったりして。
そういう時は、この曲の強烈な前向きの力に浸っています。

「掴んだその手を離すな」
西さんも選んだこのフレーズが僕も大好きです!
次のシリーズももうすぐやります! (西京BOY)
2011-04-02 11:17:29
らくださんコメントありがとうございます!

自分自身この曲は本当に名曲だと思っていて、そんな記事にコメント貰えたのが嬉しいです。


>しょーもない自己嫌悪のスパライル
ああ・・・なんとなく分かりますね(笑)。
簡単に分かるって言ってはいけないのかもしれませんが
正直身に覚えがあるような気がします。
絶望的な状況を歌いながらも、それでも前に進む力をくれる、
そんなこの曲が自分も大好きです。
最後のパートは必ず胸が熱くなりますね。


>西さんも選んだこのフレーズが
「もう辞めよう」とか「諦めよう」って思った時に
ビックリするほどの確率で頭に浮かぶ、っていうか鳴るんですよね。
シンプルだけどインパクトがある、っていうか。

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