応援歌シリーズも残り後2回です。今回はbloodthirsty butchersの「△」です。
△ アルバム「未完成」収録
この曲はシングルとアルバムでバージョンが違うんですけど
個人的にはコンパクトで聴きやすい分シングルバージョンのが好きかな、って思います。
が、アルバムの思いっきり長いのもそれはそれで聴き応えがあって好きだったり。
要はどっちにもそれぞれの良さがありますよ、と。
○でも、×でもない、△。
良くも悪くもない、△。
要は中途半端な存在だという事。でもそれは逆に言えば○になる要素も持ってるし
×になって終わってしまう可能性もあるし、って事でもある。
ある意味もがいてる証拠でもある訳です。
決して良くはない、だけど悪くもない。だったらもっと尖って別の方向に行ってしまえ、と。
エレカシ風に言うと「満たされないまま 引きずり回して歩け」みたいな・・・。
適材適所と言う言葉はあるけれど
どこにも染まれない人間だったり、馴染まない外れ者みたいな存在の人間はいて
それは有り体に言えば気にされない存在、って事でもある。
賞賛もなく
否定もなく
どこへ行けばいいかも分からないような人間、△。
そんな存在・・・というか吉村秀樹自体の事を歌ってるのかもしれないですけど
だからこそ思いっきり進め、何でもやってやれと。
そんな出来損なった存在へ向けてのメッセージソング、って解釈で自分はこの曲を聴いてて。
「△よススメ!」って歌われると、ちょっとやる気が出てくるというか、奮い立たせてくれる力
みたいなものを感じると言いますか。
決してそのままの君で~的な事は一切歌ってないのも良いですね。尖っちまえ、と。
誰からも好かれる存在でもなければ
誰からも嫌われるような分かりやすい存在でもない。望みだって薄い。
でも、それでも、苦しんで、あがいて、何かを見つけるって事の重要さ。
イノセント感溢れる演奏と歌声がより一層そういう気持ちを引き立ててくれます。
△のまま進んでしまえ
やっちまえ、と。
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