理屈が通っている。
今週感心したのは蝶蘭の攻めを看破出来た理由がこれ以上なくはっきりしていた点ですね
ミラクルパワーとか根性論だとか、才能なんかじゃなくて
きっちりと複線がまずあって(龍兄ちゃんから蝶蘭のDVDを貰った事、三森の「凡人先輩」発言など)
それにのっとって隙間を突いてみんなの努力によって鍛え抜かれたフィジカルでチャンスをものにする・・
そういうどのスポーツ漫画よりも真っ当な堅実さが完璧に光っていた相当の傑作回でした
ここまで理屈がきれいに通っていると非常に気持ちが良いですね(笑
しかもそれに加えて迫力やカタルシスもありますし、
これによって蝶蘭側にもドラマが生まれそうな予感もあったりして
益々漫画としてオールマイティになってきたなあ~という印象の34話でした
多分今週までが4巻分に相当すると思うのでここで引きだったら単行本派はかなり興奮してくれそう(笑
青春グラフティとしてもスポ根としても恋愛ものとしても面白い、という
利点を完全に証明し切っているここ数週です
だからこそ人気が上がって欲しいなあ、とも思ってたのですが
現実はやっぱり厳しいなあ。
まあ、改変が終われば元の位置に戻っちゃうんだろうな~、と予想はしてたんだけど
特設コーナーとか出来てたから「もしかして上がる可能性も」って気持ちが少しはあったのが本音
でも結局は単なる救済企画だったんだなあ・・・と
再び最下位に戻ってるのを眺めてるととっても悲しい気分になります
しかも今が一番面白い時期なのにこのポジションは相当にもったいないような。
最下位なのに正直今週一番面白く感じましたしね。
まあそれでも応援して祈るくらいしか出来る事はない訳ですけど・・・。
今伝えたいのは、
「クロス・マネジ」の良い部分って順番や段階を飛ばさない誠実さにあると思っていて
どの試合にもきっちり「勝てた理由」とそこまでの「過程」が感じられますし
すっげー圧倒的な才能で無双する、って単純明快な展開はないけれど
その分積み重ねて来たからこその気持ち良さがあって。
そこが大好きなんだけれど、
やっぱ段数を飛ばした方が若者的には受けやすいんじゃないかな、とか
それでも、例え受け狙いを外したとしても「真っ当さ」を貫いてるからこそ自分はこの漫画が好きな訳で
ここから才能や根性論モードになっちゃったら絶対に嫌な訳なんですけど(笑)。
でも、こうやって例え圧倒的な才能がなくても
無双する力がなかったとしても
ギリギリのところで足掻いて
きっちりとチャンスをものにして余裕を持たないままに今を掴もうとする
そういうスマートでない格好良さも受け入れられて欲しいなあ・・・と切実に思います
だからこうやって感想も書いてるんですけどね(笑)。
スマートに振舞おうとしても
現実は厳しいですから
そういった意味でこの漫画からはやはり強烈なリアリティを感じざるを得ないですね
才能もなく根性で乗り越えられる力がある訳でもない、それでもなんとか必死に勝ちを得ようと
ガムシャラに猫を噛もうとする窮鼠たちの物語。そのスタンスに個人的には圧倒的に共感してます
それもまた一つの少年漫画の美しい形だと私的には確かに思っています。
龍兄ちゃんって何だかんだ言いつつも結局「良い人」なんじゃないですかね
あのDVDを櫻井にくれたのは彼ですし、ちゃんと分析してくれた事を評価してくれてますし
本当はハッパかける意味でああいう態度を取ってたのかもしれないですね
ここまで辿り着けたのは龍兄ちゃんのお陰でもあると思うので
その意味じゃやっぱり過去の展開が上手く今に繋がっていて見ていて相当に気持ちが良いのが本音ですね
若本の視点も以前の3人で一緒に練習を見たりクロスを作ってた描写があったからこそ
説得力を含んでますし、
ここまで選手だけじゃなくその周辺の人々も一体となって強さを得ている、
そう実感出来る漫画もあんまりないんじゃないかと思う
今週は特にそれが強く感じられて最高でした
そして藤丘の面々の頑張りも印象的でした
必死に食らいつこうとして相当疲れ気味のざわちゃん、
でもそういう状態でもまだまだ頑張ろうとする気概に個人的に励まされます
うなさなの双子プレイも最早一つの立派な武器になってる感覚もあり
じゅん先輩も変わらず頼りになって良かった
そして、ここからはいよいよ「来ない」と言ってた深空ちゃんたちの出番ですね!
DFたちがあれだけ必死に頑張ってくれていたからこそ彼女の本気の活躍にも期待したいところです
そういえば、「ラクロスならでは」の部分もいよいよ本格的に提示され始めましたね
まあ「フリー・スペース・トゥ・ゴールの侵害」もアタッカーが有利なのも一度描かれてましたが
こうやって何度も描かれる事でより実感出来る辺り抜け目が無くて流石ですね
サッカーバスケと違って休める時間もちょいちょいあるっていうのも面白いです
そういう部分も含めて注目されては、と。
最後にもう一つ、試合の前に蝶蘭高校の軽い掘り下げがありましたが
あそこで三森さんを未熟・・・というか多少幼稚に描いたからこそ
より今の展開に説得力があると感じました
試合中でも「ムキになりやすい」「言動が幼い」等未熟さを感じさせる言動がありましたし
そういう性格的な部分を突いてくるのは非常に上手いな、と
でも彼女の成長も見られれば見てみたいですね。
あと冒頭の和峯さんと深空のシーンは
もう憧れるだけじゃなくて、今度は勝ちに行くんだ。という気概を感じさせてくれて良かった
そういう細かい部分もきっちり楽しめるのが奥深くて良いと思います。
今週も面白かったです。深空ちゃんの「来ない」発言が切なくもあり、面白くもあった回でした。(笑)そしてこれから、逆転するのかな、という期待もあります。蝶蘭の弱点を見事に見抜いて頑張ってくれそうですね。
最下位は哀しかったですが、これから頑張って、順位をあげてほしいです。
順位が危うくても展開を飛ばさず丁寧に描いていく、その描き方が、見せ方が私は大好きです。なのでこれからも丁寧に描き続けてほしいと思っています。
もちろん今週もアンケ出して祈ります!順位上って、人気増えて!という気持ちで!
早速作戦2が発令し、アタッカー陣が一気に攻めるのかと予想してました。
まさか、相手からボールを奪う過程をここまでしっかり描くとは…しかも、これまでのヒントを着実に使いながら。本当に面白いなぁ…
クロスマネジは、必死に頑張っている姿をこれでもかと映してくれますね。
ヘロヘロになりながらも(←ここが本当に大切だと思う)ボールにくらいつく藤丘ディフェンス陣にグッときたし、回想でたくさんのノートに囲まれている櫻井も素晴らしかった。
週を重ねる度に諦めモードから一転、勝つ可能性を感じはじめています。感情がここまで入るスポーツ漫画は素晴らしい!
来週も超期待です!
深空の「来ない」って、私も「責められ続けたら、深空達は何してるんだろう」と思っていたところだったので、わかり易い解説があったりで、だんだんとラクロス通になりますね!
若本くんたちとお泊りで頑張ってたんですね。あのページ好きです。
ありえない展開でないから、リアルだから読んでて本当に力が入る漫画です。スポーツ漫画は苦手でしたけど、こんなに面白いスポーツ漫画もあるんだと!クロスマネジに出会えてよかったです。
たしかに、「弱いところを突く」というのが勝負の鉄則ですし、伏線もちゃんとあったのですけど、単に相手の自滅として描くのではなく、そこに追い込むという描きかたが老獪すぎる。
何者なんだ櫻井、いやKAITOさん(笑)
4609「さぁ.どうしてくれるのかしら?」
と問いかける和峯さんと、相手を仰ぎ見つつ戦意みなぎる深空との、表情の対比も素晴らしかったです。
しかし、なんで最下位??(T_T)
「見てて」と言ったけれども、特に作戦的なものはなかったのでしょうか…(笑)
ボールが来なければどうしようもないのでしょうけど。
「作戦2」なんていうと、普通はじゃあ、最初っから言えよ、となるのでしょうが、
今まで言わなかった理由も、これから説明する理由もきちんとあるっていうのが、
櫻井やるなぁ!って感じです。
確か和峯に会った時にバス停で「友達の家に行く」と言っていたので
その時にDVDの研究をしたのでしょうか。
やっぱり今までの努力が報われる瞬間っていいですよね。
パズルのピースがパチッ!とハマる感覚というか…。
藤丘は応援のし甲斐がある良いチームですね。
頑張って欲しいです。
最後のコマは斎賀にボールが渡って…ないんですよね。大丈夫でしょうか。
来週が気になります!
相変わらずの応援っぷりが心強いです!
>深空ちゃんの「来ない」発言が切なくもあり、面白くもあった回でした。(笑)
あれは単純に笑いましたね(笑
元々ギャグ漫画描いてた人なのでギャグセンスの高さは本当に素晴らしいです
でも来週はきっと「来る」でしょうからその辺に大いに期待です。
いやあ、最下位はねえ
久しぶりに食らったので本気で落ち込みましたよ(笑)。
7週ぶりくらいだと思うんですけどガッカリしてしまいましたね・・・。
でも、かなえさんのようにアンケ出して下さる方の応援がその分心強いです
これからも共に応援頑張ってゆきましょう!
>なのでこれからも丁寧に描き続けてほしいと思っています。
そうですよね、最近のWJの漫画は時代が変わった所為なのかトントン拍子が過ぎますからね(笑
私自身もっとゼロから鍛え上げていく作風が見たいな、と思ってたので・・・
その意味でも支持せざるを得ない感じです。
人気は切実に上がって欲しいです。切実に・・・!
>期待を裏切られました…もちろん、いい意味で!
自分は正直予想すら出来ませんでした(蝶蘭が凄すぎなので)、
本当に勝てる方法があるのか?って。
でも今週読んでたら「おお、これなら!」と納得出来ましたし
実力が急に伸びるような覚醒がある訳でもない
その素晴らしい塩梅に本気で感心してしまいましたね(笑
「三森ももだ」のコマあたりからは興奮しっぱなしでした。
>ヘロヘロになりながらも(←ここが本当に大切だと思う)
多分この部分がクロマネと他スポーツ漫画との一番の違いなんでしょうね
余裕がないというか、不敵って感じがしない
常に限界を越えて頑張ってる感じ
だからこそ感じられるリアリティと応援したくなる気持ちはその分随一ですね
それは今時ではないのかもしれませんが、確かにこういう方向性を望む読者もきっといると思ってます。
そういうガムシャラ感が今週もやっぱり最高でした。
>回想でたくさんのノートに囲まれている櫻井も素晴らしかった
ああいうドラマチックな回想は正に青春グラフィティ!って感じがしますよね
若本も本当良い奴ですよね・・・
クロス作りまで手伝ってくれる本当の意味での「親友」です。
>感情がここまで入るスポーツ漫画は素晴らしい!
藤丘の面々は不器用な人が多いですけど
その不器用さに負けじと頑張っている姿に心打たれますね
ざわちゃんのシーンは心の中で「頑張れっ・・・!」って思わず呟いてしまったくらいです(笑)。
来週も楽しみですね。
そうですね、KAITOさんってリアリティを外す事がないですから
その意味では本当にベストと言える作戦だったのではないかと
三森さんの幼さは十分伝わってたはずですしね。
>わかり易い解説があったりで、だんだんとラクロス通になりますね!
今週感心したポイントの一つにそれがあるんですよね
繰り返し解説することで沁み込んで来ますし
休める時間がある事で、他スポーツとは結構違う部分もあるんだなあ、と思えましたし
ルールが段々分かってくるのも面白い部分でした。
これでやりたくなる人もちょいちょい出てきそうですね。
(実際にそういう方からコメントも貰えました)
>あのページ好きです。
私も好きです(笑
試合中でも青春要素を忘れない一貫性が素晴らしかったですね
努力描写の切れ味はいつ読んでも最高です。
>リアルだから読んでて本当に力が入る漫画です。
ここまでリアリズムに拘ってるスポーツ漫画はWJでは珍しいですね
変な覚醒が入らないから素直に興奮する事が出来ます
戦術的な面白さも十分ですし
是非この試合で人気上がらないかなあ・・・と必死に願っています(笑)。
私もこの漫画があって良かった、と心底思います。
>単に相手の自滅として描くのではなく
そうですね、確かに「ミスを待つ」というのはちょっと受身でもありますから
誘導をして奪う、という能動的な作戦には素直に痺れました
またそこまでの努力描写も胸を打つんですよね
今週「も」傑作回に仕上がってましたね。
>表情の対比も素晴らしかったです。
このシーンはさり気に深空の意識変化を描けていて面白かったですね
早く深空ちゃんの活躍が見たくてウズウズしています(笑
この内容で最下位というのは個人的には違和感を感じますね
ちっとも納得出来ないので抵抗の意味でもアンケや感想頑張ってます
絶対に面白い内容なので!
>特に作戦的なものはなかったのでしょうか…(笑)
どうなんでしょうね、
その辺は来週以降読んでみないと不明ですけど
でもきっと憧れに対抗する決意を経た今ならやってくれるんじゃないか、と・・・
個人的に期待しております。
>櫻井やるなぁ!って感じです。
ここは私も流石だなあと思いました
しっかりと筋が通っている抜け目の無さは相変わらず凄いですよね
でも確かに一遍に言ったら混乱してしまいそうです(笑
細かいとこまでチェックされてますね!
櫻井の性格だとああいう風にマメにチェックしてても自然な気がしますね
意外と細かい作業が得意だって描かれて来てますしね。
クロスは若本担当ですけど(笑
複線がしっかりとあったからこそ感じられる感動もまた倍に膨らみますね
藤丘は選手だけじゃなく周りの人物も含めて一つのチームなのだと思います
素晴らしいチームだと実感出来ました。
そうですね、誘導は成功しましたけどその後も成功するとは限りませんもんね
その意味でも来週分早く読みたいです。ここ数週は特にその気持ちが強いですね。