超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

学校のせんせい 3巻/巣山真也

2011-01-22 15:28:10 | 漫画(新作)





セカイイチの「Kids Are Alright」がずっと頭の中で鳴ってる今日この頃。
巣山真也の「学校のせんせい」3巻を読みました。
待望の新刊です!





いや~今回も楽しかったですね!
期待通り・・・いや新キャラの存在感を考慮すると期待以上だったかも。
特に外れもなく
特に好きじゃないキャラもいないし。
この手の日常コメディとしては磐石の出来なんじゃないですか?
元々デビュー作から好きだったんで、今こうやって新刊がコンスタントに届けられる状況は嬉しい。
願わくばもう少し知名度が上がっても良いとは思うけど。
この人の漫画好きだから。

やっぱり新キャラのすみれ先生がね・・・(笑)。
モテてたのは幼少時だけで
今現在はスルーされてる状態って言うね。
多分高飛車な性格の所為だろうな~って思いつつまさかの友達すらゼロ状態。
良い年こいて。
いやでも・・・分かるよ、分かるその気持ちは。分かってしまうよ。
だからこそすみれ先生のこと好きなのかもなー、と個人的に思う。ルックスもシャープでいいじゃないか。

といいつつ一番好きなのはやっぱりゆり子だけども。
百合ゆり子、って。サクラひでえ。
 でも自分を付回してた生徒たちに対する寛容な処遇・・・
あれはあれでもっと厳しく叱るべきなのかもしれないけど、個人的にはアリだった。
何気に凄い良い先生だと思うよ。
1巻の時のあれも含めて。
なのに付き合い経験がない、って所がまた良い部分なんだとは思う。それはそれで可哀相、っていう。
本人は何気に幸せそうですけどね。
 しかしゆり子とサクラの仲の良さは異常ですね。気が付けばいつも二人でバカやってるような。
その仲悪いようで、実は仲良しな関係性に憧れるのかもしれない。
「憧れる」って言い方は違うか。
何かいいなあ、っていう。そういう雰囲気が多いのかもしれないこの作品。



基本的に良いキャラだらけなので、どの話も好きなんだけど
冒頭の性教育の話と、3人が仲直りする話が特に好きかなー。一方は全力でバカやって、一方はハートフルで。
そういうふり幅の広さはデビュー作から変わってませんね。
サクラは家賃云々って理由付けてたけど、本当は二人の事が好きで嫌われたくなかったんだろうな。
そう思ったら泣けてきた。
 表紙も今までで一番良いですね。色塗りキレイ。
今年もこの漫画には楽しませてもらえそう。