超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

Rio RainbowGate! 第1話「ゴッデス オブ ヴィクトリー」 感想

2011-01-04 23:33:01 | アニメ




取り合えず一発目。パチスロのキャラがモデルらしいです。
ギャンブルは未経験なのでよく分からんのですが、キャラクターだけは見たことがあります。



んで結構に分かりやすい感じですね。
元々栄えてて有名なカジノに、お偉いさんとその孫・ミントが来たと。
そこのディーラーであり、「幸運の女神」と呼ばれるリオ。彼女とミントの交流?護衛か。
その中で悪人を倒したり、ミントがリオに憧れたり。
要はパチスロの世界をそのまま持ってきた感じ・・・なのかな。
 だから普通のアニメを観ている感覚ではなかったけれども
リオの可愛さとか格好良さはそれなりに伝わったかな~、と。あと変さ。
取り合えず彼女が特別な存在ってのはよく分かりました。
要は彼女の凄さを見せ付けるアニメですね。

今回の護衛では、お決まりの如くミントを付け狙う人物が表れるんですが
こういうのって大体が金目当てだと思うんです。
 とか思ってたら、実は彼女の持ってるぬいぐるみ目当てで
しかもただ単にぬいぐるみマニアだったっていう。何じゃそりゃ(笑)。
素直にちょうだい言えばいいやん。
しかも偽者だしさ。
こういう下らないB級感は嫌いじゃないけれど。

そして、もっと戦うのかなと思いきや肝心の対決方法はギャンブルですか。
まあらしいといえばらしいけど
それでもまあ・・・まともなものではないですよね(笑)。
「遊戯王」と「焼きたて!!ジャぱん」を合わせたような感じ?
ああいうハッタリ的な、誇張的な表現は結構好きですけどね。それでいて一番弱い役で負かす、
っていうのも何となくクールで良かったんじゃないかと。
最後のオチは、想定内だが、あれで正しい。



可もなく不可もなく、と思いきや意外に可かもしんないです。
初めからB級狙いなのは見てて清々しいし。
感想は未定ですが、視聴は続ける予定です。ひとまず様子見。




Spitting Kisses/COMEBACK MY DAUGHTERS

2011-01-04 19:48:36 | 音楽(旧譜レビュー)





年始は椿屋ばっか聴いてました。「CARNIVAL」続けて3週目突入とか。なんか飽きないんだよな。




今年最初のアルバムレビューはなんとなくこのバンドから。
COMEBACK MY DAUGHTERSの「Spitting kisses」です。


「ハエが飛び回るように時間が過ぎていって
 昨日と10年前の区別もできなくなってるだろ

 君には何が見えてるんだ?
 僕はどこに立ってればいい?
 あたりを見回しても目に止まる物なんかほとんど無いよ

 退屈な時間にビールを飲んで過ごすくらいの小銭なら持っているんだけど」 (GET BACK)



眩しいメロディに、楽しげなアンサンブル。思わず口ずさみたくなる雰囲気。
だっただけに
初めて詞を観た時はあまりの辛気臭さとリアル感にビックリしたんですけど
所属がピザオブデス、って事で半分納得した気はしました。
現状に対する警鐘、これはパンクなんだと。音は速いどころかほぼミディアムなんですけどね。

カムバックの魅力、としては
そのあまりの聴き心地の良さがあげられます。
このアルバムはカムバックの中でも最もポップで、一曲一曲も短く聴きやすい
かつスムーズな英語詞もまたその聴き心地の良さに尽力していて。
英語詞である理由があるように思えて。
いかにしてポップな音楽を作るか?って事に腐心されてるような気がする。

けど、歌詞を読み込んだり、聴きこんだりしていると
それは一つの宣伝に過ぎないというか
本質はやっぱり歌詞に於けるシリアスな心情描写だったり、メッセージ性にあると思っていて。
読んでるとすっごい現実的なんです。
それがすごく沁みるんです。
夢を見させてくれる様なカラフルなバンドサウンドに乗せて歌われる確かな現状確認。
こういうバランスの取り方はあんまりないな、と思うのと同時に
パンクやメロコアのレーベルに所属していながら、ほぼ速い曲なしってのも際立っています。
割と1枚目にして決定打的な作品かな。
未だに入門には相応しいと思う。

私個人としては何も信じる事が出来ないような日に、よくこのアルバムを手にします。


で、この作品のあとに更にストイックに英語詞ロックを追及したアルバムが出ます。
これが個人的にすっごく印象に残った作品だったので
出来ればまたレビューしたいです。
まずはこの傑作を味わってみて欲しい、って気持ちもありつつ。楽しさと真面目が同居しているアルバム。




「もっとマシな人生を求めて君が逝ってしまった」(CHEMICAL AGE)

このフレーズは今でも思い出したりします。




俺の妹がこんなに可愛いわけがない Blu-ray 第1巻

2011-01-04 03:16:09 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない





「俺妹」のBlu-ray1巻買いました。去年の年末に。
特典が豪華、かつ重要だなあと思った為、元々年末のどっかに紛れ込ませたかったんですが
総括記事に思った以上に手間取ってしまった為に不可能になってしまいました。
ちょっとタイミング外してますが、一応書きます。
今度からソフト自体の感想も書いてこうかなと。

あらすじ的要素は当然省くので、当時の感想と併せて見てもらえれば。


ジャケが非常に良い感じなのと、ピクチャーレーベル、あとED絵のカードが付いてますね。
桐乃は賛否両論のヒロインだと思うんですが
自分はぶっち切りで一番可愛いと思ってます。星みたいな存在というか、オーラを感じるんですよね。
 多分表面上だけだと分からない部分も多いんですが
段々見てく内にこの子ほど必死な子もいないよなあ、とか思えてきます。
それはこの1巻を見直してる時も往々にして。




■第1話「俺が妹と恋をするわけがない」

冒頭の桐乃は今観ると笑えますね。これこそマジ有り得ない(笑)。

所謂人生相談を始めるまでの話なんですが
そこに至るまでの過程がコメディとしてとっても笑えるなというのが一つ。
普段が自信満々(に見える)だけに以下の慌てっぷりは思わずクスクス笑ってしまうと言うか。
でも、京介にハメられて涙目になってるシーンは観てると思わず助けてやりたくなります。
これって京介に軽蔑されるのを恐れての行動だったのかな、とも思う。

その後が重要なんですが
桐乃がカミングアウトしまくる例のシーン。
これは兄と妹の繋がりとして非常に効果的だったなというか、キッカケとしては適しているというか。
桐乃的にはオタク趣味を分かってもらいたいという以前に
人生相談ってのを名目として京介と再び繋がりたかったのかもしれない。
そういう状態(冷戦)になるまでの過程にも大いに興味はありますが。

しかしあれですね、「どうしてだと思う?」と京介に詰め寄るシーンは色々とグッと来ますね。
それとベッドの上で叩き起こすシーンも。
あれいきなりそういう事になってますけど
あれもまたちょっと葛藤とかあったっぽいですよね。そこを想像するのも楽しかったり。



■第2話「俺が妹とオフ会に行くわけがない」

黒猫さんと沙織が初登場する話。特典の小説を読んでからだと更に味わい深く楽しめます!


その人生相談がいよいよ始まるという話。
元々兄を好きっぽい、でもなんかのキッカケで疎遠に・・・って感じの桐乃にとっては
ここら辺の一連は実は内心嬉しかったんじゃないかと思いますけど。
最後のシーンなんか、照れ隠し度満点な上に、一度ドアをバタン、と締めた後に再び覗くっていう
その仕草がさりげない感謝?を表しているような。
やっぱり気にしてるんだろうなと思う。

肝心の京介の方も今まで避けていた妹の為に色々やる事が出来た、って事で
本人は気付いてないんだろうけど
それもまた彼にとってプラスになってるんじゃないかと。個人的にはそういう解釈。

そんな京介の尽力もあって出来たオタクの友達である黒猫さんと沙織・バジーナ。
これは本遍観てるだけでも楽しいんですが
特典の小説を読んだ後にこれ観てると、なんだか泣けてきて仕方ないですね。
黒猫さんも初めから話す気がないなら元々参加自体しない訳で
自分がああいう性格ってのを知った上で、それでも友達を作りたくて来た、と。
 だからこそ、最初こそ口ゲンカばっかだったけど
対等に会話で渡り合える人物
遠慮せずに自分をぶつけられる人物との出会いは大きかったんじゃないかと。

さりげにお互いの自慢をお互いちゃんと聞いてるのがいいですね。
一緒に秋葉原を散策するシーンは何気に好きです。
あと沙織に対するアレは罵倒ではなくツッコミだったんじゃ?と今観ると思いますね。




ここから特典について。


■特典CD「妹プリ~ズ!」「Shine!」

毎回変わってたED曲ですね。
こうやってソフトに付けるパターンですか。

これが聴いてみると、普通に良い曲ですね(笑)。もっと電波かと思ってましたが
「妹プリ~ズ!」は、なんだろ
最初こそキャピキャピしたアニソンって感じなんですけど
途中でちょっとシリアス?っていうか歌のトーンが変わるんですよね。
その落差が面白い。
音楽的にちょっと面白いな、って。

「Shine!」の方は渋谷系のエッセンスも漂う明るいポップス、かな。
こっちは割と素直に聴けるんじゃないかと思います。
歌詞も本遍をなぞってて良い。



■特典小説「あたしが兄貴に人生相談なんてするわけない」「堕天聖の追憶」

おまけの小説。原作者書き下ろしです。

これが思った以上に面白くて(笑)。
前者は1話を桐乃視点、後者は2話を黒猫さんの視点から描いたものです。
どっちも面白い・・・っていうか二人とも可愛いなあ!って感じなんですが
同時に心情を察するとちょっと泣ける部分もありますよね。
素直になり切れない人々の物語なんだな、って気はしました。
かなりニンマリできる出来です!

甲乙付けがたいけど、感情が伝わりづらい分黒猫さんのが新たな発見があって面白いかも。
これは良い特典だな、って思いましたね。
買った甲斐あったわい。




という訳で「イカ娘」と共に継続して書いていければな、と。また次回。
他のもまた書きたい。