イギリス・アメリカの合作の冒険ファンタジー「落下の王国」。落下の王国 - Wikipedia
家族とともにオレンジ農園で働いていた少女が、木から落ちて入院。病院内で知り合ったスタントマンの語る嘘話をたのしみに、彼の病室に通う。彼は半身不随の上に失恋。人生に絶望し自殺を図り、少女を使ってモルヒネを手に入れようと考え、彼女をてなづけるために冒険物語を語り始める。
舞台は1915年。映画冒頭の何シーンかのシュールな映像にすぐに惹きつけられました。冒険物語に登場する男たちは、みな何らかの悲しみを抱いていて、決してかなうことのない敵に立ち向かう。砂漠の落日、トルコかどこかにありそうな不可思議な堅固な城、どれも青年の語るファンタジーなのですが、幼い少女はいつしか男たちとともに物語の中で戦いをはじめます。物語を語る青年も、聞く少女も、しだいに物語によって癒され、成長していきます。
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