今日は、4月のどんぐり工房草木染め講習会でした。
使った材料は、カラスノエンドウ、スギナ、ヨモギ。カラスノエンドウとスギナはひと鍋で、ヨモギは別鍋で。ヨモギは、アシスタントしてくれている松平の野々山さんが採取。あとの二つは出かける前に家の前で刈り取りました。
今の季節の若草から出る色は黄緑色。アルカリ抽出で出します。黄緑といっても、おなじ木綿でも布の織り方や厚さによって、色は異なります。黄緑色にならずに黄色に染まった大きな布は、もしかしたら、木綿以外の化繊が入っていたからかな。白っぽい紬の着物をまるごと染めたかたも。とりあえず黄色になりましたが、私としては茶色のほうがよさそうに思いました。またの機会に染め重ねに来ていただきたい。
先日自宅で煮だしたログウッド。まだ色がでそうだったので、だめもとで煮だしてみました。うっすらとではありますが、赤っぽい色に。媒染したらうすい灰色に。ほんとは驚くような紫、青紫、赤っぽいグレーが出るはずなのに、もうそれは無理でした。着物ご持参の方は、薄鼠色の着物をご自身でもんぺと引っ張りに作り替えたものもお持ちになりました。こちらはログウッドの液に投入。絹は浸透性がよく、他の生地よりはるかに濃いグレーに染まりました。
参加者は4人だけなのに、10人以上の参加があった日のような、たくさんの布が染め上がりました。お持ちになった布全部、今日は染めていただけました。来月は、5月25日。広報では緑葉染めとしましたが、もしかしたら違う材料にするかもしれません。詳細は、どんぐり工房ホームページをご覧ください。
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