きのうは、稲武地区の低山、押山へ。 この山には二度ほど登ったことがあるのですが、いずれも峯山の集落から20分ほど歩いただけで頂上に到着。 あっけないくらい近いのに眺望がよくてびっくりする山なのですが、きのうは押山の集落から1時間以上かけて、登りました。
道中、一応道はあるのですが、整備はされておらず、細い谷筋を歩く感じ。 たまにしか歩かない身には結構きつい山道でした。 でも、人工林なのに植物は豊かで、あちこち新緑の木々や草に目を奪われながら、ゆっくり歩きました。
写真1枚目はダンコウバイ。 檀香梅と書くのだそうで、字の通り上品な香りにうっとり。 この葉っぱで芳香蒸留水を作りたい。
小ぶりのテンナンショウをたくさん見ました。 この草は、あるときまで雄で、途中から雌に変化する変った植物だそう。 雄である間は、花の下の方にある小さな出口から、受粉した虫が外へ出て雌の花の中へ。 ところが、 雌の花の中に入った虫は雄の花のような出口がないので、花粉まみれになって息絶える。 そこで見事花は実となり子孫を残す、ということなのだそうです。 うまくできている!
陽の差し具合がちょうどいいのか、日本茜もたくさん見ました。 そのうち立派な群落がいくつもできそうです。 コアジサイが両側にずらっと育っている場所も。 あと2週間ほどしたら、花の盛りになりそうです。 そのころ、見に行きたい! 今だけ赤っぽくなるクジャクシダもそこここで見かけました。
頂上の展望はやはり抜群です。 さわやかな五月の風に吹かれながら昼食を。 ふと足元を見ると、小さな木の苗があちこちで育っています。 樹木に詳しい友人が図鑑片手に調べて見つけたのは、ヤマナラシ。近くに大木が見つかりました。 風にしなって山鳴りのようなおとがする?ので、この名がついたとか。
帰りは来た道を戻ったのですが、急坂なので足がかなり緊張。 登りの時ほど汗はかきませんでしたが、油断するとずるずる滑り落ちそうでちょっと怖かった。
帰りの車の中で突然ものすごい喉の渇きを感じて、同行した友人たちとヒトトキへ。 席に座るなり、立て続けにコップ3杯の水をがぶ飲み。 その後さらに2,3杯飲み、そのうえ、コーヒーフロートをいただきました。こんなに水をいっぺんに摂るなんて久しくなかったことです。結構水分補給したつもりがまだまだ足りなかったらしい。
しばらくして右足を折って椅子に載せようとした途端、太ももがつり、足をどちらに動かしても痛くて立てそうになくなりました。 足の付け根、太もも、脛をさすったり押さえたりして、だいぶたってやっと平常に。 太ももがつるなんて初めて。 下山のおりに足に相当負荷をかけたみたい。 気をつけなくちゃ。