草木染めをぜひ一度やってみたいけれど、平日しかあけられないという方のご要望で、昨日染めの会を開きました。
染め材料は、アベマキのカクトと高キビの殻。
アベマキのカクトは、秋らしい色に染まるスグレモノの素材です。稲武ではまず見つからないので、いただきもの。街の公園や神社で友人たちが拾ってくれたものです。
栗の皮同様のベージュ、グレー、茶色に染まるのですが、栗よりさらに濃い色になります。
こちらは参加者のお一人が持参した白と黒のボーダー柄のTシャツ。アベマキのカクトの染め液に入れてから鉄媒染したものです。グレーになりました。
このグレーに染まったシャツを消石灰の上澄み液に入れると、この通りの茶色に変身。このとき上がる皆さんの歓声を聞くのが、楽しみ。この日もちゃんと聞けました。さらに浸し続けて焦げ茶色にしました。
高キビの殻は入手先がなくなったので貴重なのですが、この独特の鮮やかな色に魅せられると、確実に染めのファンが増えるので、つい使いたくなります。
色とりどりの布に染め上がりました。この日は旭の竹々木々工房の庄司美穂さんがお手伝いに来てくれました。背の高い彼女が張ってくれたロープが、いつもと違う場所だったこともあって、染め上がった布の美しさがより際立つように思えました。写真撮影も彼女です。
さて、どんぐり工房での定例の染め講習会は、今週末の11月28日(土)に行います。染める材料は、アベマキのカクトと竹の葉の予定です。なお、年内の定例講習会はこの日が最後。来年3月末までしばらくお休みとなります。
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