アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

映画「お嬢さん乾杯」

2024-06-19 17:57:17 | 映画とドラマと本と絵画

  「安城家の舞踏会」に続く、斜陽族もの。お嬢さん乾杯! - Wikipedia 昭和24年にできた木下恵介監督の作品です。そしてやはりヒロインは原節子。

   相手は佐野周二。冴えないけれど正直で金儲けはうまい貧農出の男。一家を救うために身分違いの結婚を決意する原節子に対し、彼女に一目ぼれした佐野は、彼女のこころが彼になびかないことに苛立ちを覚えます。しかし、しだいに・・・

   予想通りの結末なのですが、当時の日本映画としてはたぶん珍しいラブコメ。もしかしたら、初なのかも。佐田啓二が佐野修二の弟分で登場。痩身で額に垂らしている髪型は同じですが、まだ冴えません。

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映画「安城家の舞踏会」

2024-06-19 17:56:42 | 映画とドラマと本と絵画

  昭和22年の日本映画。安城家の舞踏会 - Wikipedia 主演は原節子。監督は吉村公三郎。原節子は家族の令嬢。戦後のいわゆる斜陽族一家を描いています。

  一家は元華族。主の滝沢修は世間知らずのお殿様。成金らしい男に騙され、家が抵当にわたり一家は没落寸前。お金がないのに、最後の舞踏会を開きます。元運転手が成功し、憧れのお嬢様(原節子の姉)のもとに求婚するも、彼女はプライドが許さず拒絶。森雅之扮する放蕩者の兄は、一家の凋落をシニカルに受け止めます。次女の原節子だけが冷静に時代の推移を受け止め、新しく人生をやり直そうとしています。

  脚本はステロタイプですが、当時は旧華族に対する同情もあれば、成金に対して喝采を送る向きもあったのではないかと思われます。殿山泰司が執事役で登場。まだかなり若かったと思うのですが、後年と同じく、禿げ頭としょぼくれた風情で演技しています。

 

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