いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

九州シリコンアイランド。 kyushu silicon island

2024-05-16 21:18:03 | 日記
 (1)九州に新幹線が縦貫した頃に本ブログで九州が一大経済圏として独立すれば、九州にとってもそしてそれは日本にとっても大きな力になると書いた。新幹線が九州を縦貫して、高速道路網も充実して九州全体が往来自由で早く移動出来て生活圏として同時性、同一性、共有性(common)を持ち、政治上も一体性を持って道州制、コモン理念を持てば九州が経済圏として独立出来て大きな存在感、利益性を生み、もたらすと考える。

 (2)当時は韓国経済も電化業界が成長を迎えていた時代で、九州はその韓国にも近く国際的にも一大経済圏を構成できる思惑、構想が考えられた。今回、政府は次世代IT産業、日本の主幹産業の自動車製造に欠かせない半導体工場誘致に動いて、台湾の半導体受託生産世界最大手企業の「TSMC」が熊本に大規模半導体製造工場を建設して年内に稼働を開始する。

 (3)九州の経済界は景気、雇用拡充など「100年に1度」(報道)の経済好機として「シリコンアイランド」(silicon island)として九州沖縄金融地銀機関が特需効果を期待して投資に意欲を示して、協定を発表して後押しをする。
 こういう波が九州全体に波及すれば、九州が独立した経済圏として一大市場、勢力に成長する可能性、期待はある。

 (4)しかしこれには政府の後押しと同様に九州政界も道州制のような一体性、共有性(common)を持った対策、政策で一致できるかは重要だ。「シリコンアイランド」は九州の一大経済圏構築には有益であるが、一方で土地価格の高騰を招いて、物価の高騰、市場消費がシリコンアイランドに集中吸収されて、地方での従来からの古くからの地方経済を支えてきた企業、商店街から消費行動が消えるという二次被害もみられて、あらたな経済格差を生んでいるという情報だ。

 (5)経済誘致だけが突出して先行すれば地方都市の一極集中化を招いて、東京一極集中と同じ問題、課題をもたらして、九州が一大経済圏として独立するように政治も道州制で利益共有性、効率性、ムダ排除、富める側が富めざる側を支えるコモン思想、ここでこそ成長と分配の好循環が求められて必要だ。

 

 
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