いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

大丈夫。 all right

2020-02-17 20:38:01 | 日記
 (1)財津和夫さんが10年ぶりに新曲を発表することになり、取材TV放送のNHKで語った。この間、財津さんは解散後のチューリップコンサートを何度も結成して開催してきたので、新曲発表も10年ぶりとなった。

 (2)もともとライブバンド・チューリップとしてライブ活動で実力を示してきて、財津さんはじめライブに強い音楽性を持つので、もちろんその間作詞、作曲は多様、多作ではあったが近年はライブに回帰した音楽活動であった。

 (3)10年ぶりの新曲はメッセージ性を込めたもので、これまで結果としてメッセージ性のある曲はあったが最初からメッセージ性のある曲づくりは初めてといわれる。今回はこれまでのようにメロディ優先でそれに詞をつけて書いていたものを作詞優先の曲づくりとなった。

 (4)近年財津さんは大学授業、セミナーで作詞講座を行っておりライフワークになってきているが、その流れからの作詞優先の新曲づくりだ。数年前に大病を患って1年近くの闘病で回復し、また精力的に音楽ライブコンサート活動を続ける財津さんで、今回は若者に向けて勇気づける、元気づけるメッセージ音楽の発信だ。

 (5)キーワードは「大丈夫」(all right)という「魔法の言葉」(財津談)だ。制作中の新曲では途中「大丈夫、大丈夫」と魔法の言葉が呪文のように歌われて、まるで暗示をかけるような財津さんの魔法の言葉だ。let it be でありall is well だ。

 (6)「大丈夫」は大病を克服して元気に歌い続ける財津さんが表現すれば説得力、表現力はあるが、国会審議で言い訳言い逃れの安倍首相から「大丈夫」と言われても信じられない「両面性」(double-faced)のある不思議な魔法の言葉だ。

 (7)財津さんが若者を「大丈夫、大丈夫」と背中を押す魔法の言葉で勇気づけ、元気づける、励ます歌は、新型コロナウイルス肺炎感染が拡大をみせる日本社会にもパラダイム(paradigm)に従って行動すれば「大丈夫」という適時性(timeliness)もあり、新曲発表はもう少しあとになるが感染症と闘う日本社会をも勇気づけるものになる魔法の言葉だ。

 (8)財津さんの10年ぶりの新曲発表は、大病から治療回復して社会に恩返ししたい財津さんの気持ちでもないのか。財津さんは商業主義にとらわれない自由な音楽制作の自らの音楽レーベルを立ち上げており、これからの作曲活動も楽しみだ。

 (9)「青春の影」はそういう環境(チューリップ「心の旅」がヒットした当時のアイドル路線ではなく、財津さん本人が歌いたい、つくりたい曲)から生まれた正真正銘の「名曲」だ。期待したい。

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