いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

思惑外れ。 out of hers reckoning

2024-05-27 20:09:41 | 日記
 (1)小池都知事が3選を目指して7月の都知事選に立候補する意向といわれる。これまでなかなか立場を表明してこなかったのはかねてから国政に復帰して首相を目指す政治シナリオを持っているとみられていて、岸田首相の解散総選挙の可能性を見定めていたのか、その可能性がなくなったと判断しての都知事選間近での3選立候補の意向表明とみられる。

 (2)小池都知事は「なぜ」か都民の高い支持率を背景に、東京一極集中のなかで首都東京の豊富な高い財政力を活かした政策を実行してきたが、高校授業料無償化、少子化対策として定額給付制度は周辺地域からの都への移転を加速して課題となっている東京一極集中のへい害解消には逆向する目先の効かない大盤振る舞いの行政、政策が目に付く。

 (3)小池都知事は国政復帰にあたっては挫折続きで、政党は立ち上げても小池都知事(党代表)の突出した独断専行型政治が反感を買って国政政党としては失敗が続いて、先見の明はみられない。国政復帰に踏み切れない背景、事情ともなっている。
 小池都知事は知事としては存在感はあり、これを言うとジェンダーギャップと言われそうだが女性であることが首都東京の象徴的な存在として時代感覚にマッチングして、その小池都知事が政府に対等にモノ言うことが都民には痛快、爽快に映り支持されていると考える。

 (4)国政では高市、上川女性大臣が9月の自民党総裁選に向けて意欲を示したり、担(かつ)がれる話題性もあり、小池都知事としても割って入りたい気持ちもあるのではないかと推測する。小池都知事の都政を外から見ていると、首都東京の豊富な高い財政力にまかせた政策運営は見られるがこれといった思想、信条、理念、政策はなく、それが国政参加への取り組みでインパクトがなく失敗が続いている要因と考える。

 (5)小池都知事が3期目4年先の政治状況、政治シナリオをどう考え、描いているのかわからないが、かって政党合併での議員独断選定で因縁のある立憲民主党の支持率が自民党を上回り、政権交代も現実的問題となっている中で、小池都知事の「次」への主張、政策、政治実行力の重要性は増している。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする