いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

時代の変わり目。 the change of era

2024-05-28 21:04:44 | 日記
 (1)小澤征爾さん、坂本龍一さん、フジコ・ヘミングさんと日本人として世界に活動拠点を持ち活動、活躍してきた指揮者、音楽家、ピアニストが昨年から相次いで亡くなり、日本として時代、年代の移り変わり目(the change of era)を迎えているとの実感はある。

 (2)時代、年代の移り変わり目を迎えていることは、また新しい時代、世代の台頭、躍動に期待できることともいえるもので、これまで先人、達人に薫陶を受けてきたあるいは目標としてきた精鋭たちから世界を目指す俊英が出てくる期待感はある。

 (3)三島由紀夫論からすれば、われわれは輪廻の世界観に生きていて、時代は変わり替わってまた元に戻る、復活するということもあるとすれば、それもなつかしく、フジコ・ヘミングさんは亡くなる前に空にはこんなにたくさんの星があって、そのどこかにきっと真髄するショパンはいて、そこで会って私のピアノ演奏はそれでよかったと言ってくれる(TV特集番組)と述懐していた。

 (4)政治の世界は変わり替わって元に戻ってもパッとはしない。元に戻っては困る時代経験もある。岸田首相は自民党パーティ券裏金問題での国民批判を受けて、4月の衆院3補選は候補者も擁立できない2補選に東京15区では立憲民主党推薦候補者に敗れて全敗となり、静岡知事選でも立憲、国民推薦候補者に敗れて敗北が続く。

 (5)岸田首相が力を入れる6月の一度だけの4万円定額減税は国民からの評価は低く、さらにこれに岸田首相が給料明細に減税額を明記するよう指示して効果をわきまえない押しつけがましさが不評を買っている。
 それでこれまで言えなかったのか、岸田首相の側近の木原幹事長代理は静岡県知事選投票日にTV番組で6月の4万円定額減税を必要に応じて来年も検討する考えを明らかにしている。

 (6)岸田首相は現在支持率低迷にあり、打開する解散総選挙も見通しはなく、9月の党総裁選も難関となっており国民の70%以上が首相交代を支持(世論調査)する中で、首相としているかもわからない来年の4万円定額減税を打ち出すのも認識、理解が甘く、政治の輪廻感はお断りしたい。

 (7)成長と分配の好循環はみえず、賃上げも大型物価高で実質マイナス成長で責任をとろうとしない政治姿勢は、国民の首相交代感は時代の移り変わり目を迎える切実な思いだ。

 

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