いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

アバター戦争と外交。 war of avatar and diplomacy

2022-02-21 19:59:09 | 日記
 (1)ウクライナを巡る露と米、NATOの軍事緊張は、今日的社会ではメタバース(meta-verse)外交だ。ウクライナ国境沿いに集結した15万人ともいわれる露軍とこれにバイデン米大統領が近日中にも露軍のウクライナ侵攻があるとして東欧に米軍を増強して、いうなら「現実」の見えない仮想空間のアバター(avatar)兵力が軍事緊張をつくり出している。

 (2)露プーチン大統領と米バイデン大統領のNATO、ウクライナを巡る現実の見えない代理戦争(war of avatar)だ。露としてはウクライナ国境沿いに15万人規模の兵力を結集して兵たん、食料補給などで財政負担も大きく、いつまでもこの状態を持続することは実利的でなく、兵力の体力、意欲、高まりをいつまでも維持することはできずに、米国が近日中に露軍によるウクライナ侵攻があると予測することにつながっているとも考えられる。

 (3)プーチン大統領、露軍とすればこれだけの兵力、兵たん補給、財政負担をしておいて何もしないで利益もなく引き下がるということは国家戦略として国益としてあり得ないところであり、ウクライナ侵攻がないとしても米国、NATOから何らかの実利、利益、米国、NATOからの代償を得たいところであり、露が仕掛けた軍事緊張で引くに引けない覚悟なのだろう。

 (4)さて、メタバースのアバター(分身)はどう動くのか、動かないのか、本家の露、米、NATO、ウクライナ首脳に軍事衝突を思いとどまらせる妙手を生み出せるのか、「メタ」の予測、結末はいかばかりか聞いてみたい。

 (5)米国などはこれまでの露の軍事戦略として、相手側の挑発、先制攻撃の理由をつくり出してこれに露軍が反撃する理由、名目で軍事侵攻する前例に倣(なら)うことを警戒しており、仮想空間現実(メタバース)を予測するなら最低ウクライナ国境を挟んで双方小競り合い程度で問題がおさまる、大事に至らない程度ですめば幸いな軍事緊張の危機、沸点だ。

 (6)19日にはG7外相会合が開かれて露軍のウクライナ侵攻には「前例のない厳しい経済・金融制裁」を科す共同声明をだして、米露外相会談も開かれる予定だ。アバター(外相)の問題解決に向けた協議、努力が「仮想空間現実」(メタバース)から平和に向けた「現実」に振り替わることを待っている。

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