「久しぶりに故郷の福岡に来ました。07年の年末(チューリップコンサート)以来です。
久しぶりの故郷、福岡の風はいいですね。久しぶりに福岡の風を感じました。街の様子は変
わっても、吹く風は昔と変わりません。福岡には海の風が吹いてきます。地方にも出かけま
すが、やはり海の風の吹く街にいくと、必ず海を見に行くんですが、子どもの頃を思いだしま
す。」とコンサートの中での財津和夫さん。「年は取りましたが、心は(胸を指して)若い頃の
ままです。」
福岡に来ると、街の空気の中にナゼか文化圏(culture area)の違いをいつも感じとる。
地下街は照明を落して暗い効果で、イムズ、アクロス福岡と円形のホールが好きのようだ。
相変わらずギターケースを肩から掛けた若者は、やはり他の地域より多く目につく。3年振
りの福岡です。
4月11日、午後4時30分。福岡市民会館の前に、三重、四重の列が出来て、大勢の観
客が詰めかけています。財津和夫コンサートツアー2010、福岡市民会館ホールに来てい
ます。
福岡市民会館ホールは、音響効果のいいホールです。音が立体的にメロウ(mellow:豊饒)
に響いて、幅広く包み込む豊かさがホールにはあります。これに、財津和夫さんを「迎える」
福岡の観客の温かい特別の気持ちが、音が、空気が伝わってくるホールです。
財津さんが言うように、吹く風は昔と変わらない福岡に来ると、この福岡から自らの音楽
と時代を切り拓いていった財津和夫さんを温かく迎えてくれる、特別の風を感じます。
05年11月には、元RKBラジオディレクター岸川さんも、再結成のチューリップを聞きに駆け
つけていました。偶然ロビーでお会いして、「財津くん、よく声が出ていたね。」とうれしそうな
笑顔。福岡の風は「岸川」さんからも吹いていたのです。
「wake up」、「セプテンバー」がとても華やかに軽快に響いてきます。「急行の停まる街」、
「メルティング」。財津さん、情感たっぷりに抑揚をつけてメロディ、音符ひとつ、ひとつを丁寧に、
男女のシニカル(cynical)なラブソングを歌い届けます。
「男は男らしく、女は女らしくと言いますけれど、男だって臆病なんです。九州の男は、男らし
くしなければいけないとか、こちらで育ちましたので、よくわかっています。しかし、けっこう男は
男らしくしていないし、意外に九州の女の人は女らしくしていなくって、けっこう強いです。」
「あの星に戻ろう」、「この世の端でも」のメッセージを力強く、財津さん歌い切りました。
「心の旅」のイントロ練習。猫好き派と犬好き派に分けての声だし練習。犬派が優勢で、猫派
は劣勢。何回目かの練習では、突然、猫派の女性グループが巻き返して、思わずこれにバンド
メンバーも拍手。が、そのうち猫派も犬派もわからなくなって、全員で声だし。
「青春の影」、「サボテンの花」は、財津さんの透明感のあるセンシティブ(sensitivity)な高音
がよく響いて、すばらしい財津メロディ、サウンドをホールに届けました。
ホールいっぱいに詰めかけた福岡の観客に、財津さんはダブル・アンコールの「二人だけの夜」
で応えて2時間のコンサートは終了です。
午後7時すぎ、コンサートの上気、余韻をひきづったままの大勢の観客とホールの外に出ると、
西日本の福岡の夜空には、まだ薄明かりが残っていました。
財津メロディの余韻と福岡の風を感じて、これから空港に向かいます。
久しぶりの故郷、福岡の風はいいですね。久しぶりに福岡の風を感じました。街の様子は変
わっても、吹く風は昔と変わりません。福岡には海の風が吹いてきます。地方にも出かけま
すが、やはり海の風の吹く街にいくと、必ず海を見に行くんですが、子どもの頃を思いだしま
す。」とコンサートの中での財津和夫さん。「年は取りましたが、心は(胸を指して)若い頃の
ままです。」
福岡に来ると、街の空気の中にナゼか文化圏(culture area)の違いをいつも感じとる。
地下街は照明を落して暗い効果で、イムズ、アクロス福岡と円形のホールが好きのようだ。
相変わらずギターケースを肩から掛けた若者は、やはり他の地域より多く目につく。3年振
りの福岡です。
4月11日、午後4時30分。福岡市民会館の前に、三重、四重の列が出来て、大勢の観
客が詰めかけています。財津和夫コンサートツアー2010、福岡市民会館ホールに来てい
ます。
福岡市民会館ホールは、音響効果のいいホールです。音が立体的にメロウ(mellow:豊饒)
に響いて、幅広く包み込む豊かさがホールにはあります。これに、財津和夫さんを「迎える」
福岡の観客の温かい特別の気持ちが、音が、空気が伝わってくるホールです。
財津さんが言うように、吹く風は昔と変わらない福岡に来ると、この福岡から自らの音楽
と時代を切り拓いていった財津和夫さんを温かく迎えてくれる、特別の風を感じます。
05年11月には、元RKBラジオディレクター岸川さんも、再結成のチューリップを聞きに駆け
つけていました。偶然ロビーでお会いして、「財津くん、よく声が出ていたね。」とうれしそうな
笑顔。福岡の風は「岸川」さんからも吹いていたのです。
「wake up」、「セプテンバー」がとても華やかに軽快に響いてきます。「急行の停まる街」、
「メルティング」。財津さん、情感たっぷりに抑揚をつけてメロディ、音符ひとつ、ひとつを丁寧に、
男女のシニカル(cynical)なラブソングを歌い届けます。
「男は男らしく、女は女らしくと言いますけれど、男だって臆病なんです。九州の男は、男らし
くしなければいけないとか、こちらで育ちましたので、よくわかっています。しかし、けっこう男は
男らしくしていないし、意外に九州の女の人は女らしくしていなくって、けっこう強いです。」
「あの星に戻ろう」、「この世の端でも」のメッセージを力強く、財津さん歌い切りました。
「心の旅」のイントロ練習。猫好き派と犬好き派に分けての声だし練習。犬派が優勢で、猫派
は劣勢。何回目かの練習では、突然、猫派の女性グループが巻き返して、思わずこれにバンド
メンバーも拍手。が、そのうち猫派も犬派もわからなくなって、全員で声だし。
「青春の影」、「サボテンの花」は、財津さんの透明感のあるセンシティブ(sensitivity)な高音
がよく響いて、すばらしい財津メロディ、サウンドをホールに届けました。
ホールいっぱいに詰めかけた福岡の観客に、財津さんはダブル・アンコールの「二人だけの夜」
で応えて2時間のコンサートは終了です。
午後7時すぎ、コンサートの上気、余韻をひきづったままの大勢の観客とホールの外に出ると、
西日本の福岡の夜空には、まだ薄明かりが残っていました。
財津メロディの余韻と福岡の風を感じて、これから空港に向かいます。