まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

幕の内弁当

2008-11-19 | 日常

 ティワナク遺跡、博物館 見学の後 今日のランチはボックス弁当である。

渡された弁当 それは何と 幕の内弁当ではないか、ヤッター!!!

5個の俵型のご飯にゴマがかけてあり 卵焼き、焼いた鮭、煮物(切干大根?こんにゃく他)

きゅうりと白菜のお漬物、梅干し1個、いろどりにブロッコリー等など・・・

味付けは全く日本と同じであるし ご飯の味も美味しい 日本となんら変わらない味である。

移民の人たちが多くいるから 2世、3世となっても味は受け継がれている事を感じた。

太陽の島へ向けてしばらく走ったころ ガイドが丸くて平べったいパンを買い込んでご馳走してくれたが

先ほどランチを食べたばかりである でもなんでも見たい、食べてみたい私は少しだけもらった。

「これは ここでしか作っていない トウモロコシの粉で作ったパンです」・・・とのこと

食べてみても 小麦粉と同じ味である。 誰もが ウッソー!… と言っていたが

飲み込んで少しすると 口の中に あのポップコーンの味がかすかにする。

やっぱりー!!・・・納得した。 






ティワナク遺跡・太陽の門

2008-11-18 | 日常
 ホテルから1時間位で遺跡に到着です。

遺跡はもの凄い人、外国人は欧米人少しと 我々だけくらいであるが 

何しろ小学校、中学校、高校、大人・・・と 年齢に関係なく国民が見学にきている。

生徒達はノートを持ち説明をメモしており大変熱心である。自分の国の歴史を一生懸命勉強している様子。

義務教育では無いこの国であるが 田舎の奥地は別としてたいていの子供は学校へ行く様である。

ボリビアを代表する遺跡であるから しっかり勉強するのであろう。

どこもここも人ばかりで 人を入れないで写真を撮るのに苦労した。

ヒラヒラスカートにチャップリンがかぶっているような帽子に縞の風呂敷包みを
背負った 民族衣装の女性達も大勢来ている。

そんな人達やら 遺跡やら見たいものばかりで目玉キョロキョロ・・・。

やはり此処で一番の見ものは 太陽の門 である。

一枚岩から作られており 素晴らしいものである。

しかし テレビで見たのとは少し違う?? 私の記憶違いか? テレビは合成してしまうのかな?

自分の目で見なければ分からないものである。 *百聞は一見に如かず*

(太陽の門) 

タウア~オルロ~ラパス

2008-11-17 | 日常

 素朴なホテルを出発して 一路四輪駆動車でオルロへ 

オルロで昼食を取り 今までの四駆とガイド、ローズ・マリーさんとお別れである。

彼女の服装はあまり良くなかったので 旅行中1~2回着たフリーズのベスト、ウインドブレーカーと

和装小物、浮世絵のハンカチーフをプレゼントして別れた。

新しいガイドは若い男性、今度のガイドは日本人?と思う程日本人みたいな顔立ちのボリビア人であった。

同じモンゴロイド、我々と同じ遺伝子だから当然と言えば当然・・・それにしても日本人みたいである。。

オルロは南米3大カーニバルの街でとしても有名である。

このカーニバルは 2001年にユネスコの世界無形遺産にも指定されている。

道中は青空トイレとなり お仲間の一人が斜面で転び額を切ってしまった。

この方 少し痴ほう症? 気味である。

お友達と一緒であるが この友達とは2~3回一緒に旅しただけの間柄

久し振りでの一緒の旅とか・・・その変わりようにお友達も驚いているありさま。

それと言うのも 友達同士相部屋であるが 夜中の2~3時に身支度してドアの所に立っている・・・

階段の上り下りは人の手を必要とする・・・

なぜ そのような方を? と添乗員に聞けば

この方 当旅行会社の創設以来40年来のお客様、この痴ほう的変化は分からなかった・・・と

一人暮らしで身内なし・・・ なんか考えさせられてしまった。
(この方 ホテルから病院に行き額を7針縫った)

ラパスに到着と同時に日が沈み 途中の高台からラパスの夜景の素晴らしさを堪能してから

ホテルへ入りました。    (オルロの街はずれのモニュメント)

素朴な夜

2008-11-16 | 日常
 今日のディナーは パッとしない どことなく寂しい料理である。

それも仕方ないだろう。ホテルの周りを見ても畑らしいものは無いし、リャマの姿も無い。

荒地でささやかなキヌアが取れる位の貧しい村の様である。

ディナーもじゃがいもとパスタらしきものと少しのハムぐらい、とてもホテルの料理とは思えない。

早々と食べ終え部屋に帰ろうとした時 何やら始まった。

それは このホテルの近在の者が民族楽器を持って演奏しに来たようである。

どうも家族みたいである。おじいちゃんに息子夫婦と子供のようだ。

おじいちゃんと息子は片手で太鼓を叩きながらアンデスの楽器 サンポーニャを吹き

子供はサンポーニャを・・・、嫁さんは踊る・・・

踊り・・・といっても民族衣装の端を持ち鳥が羽ばたくような恰好をするだけ。

なんとも 素朴この上なし・・・

ひと段落すると 子供が空き缶を持ってお客さんを回る・・・なにがしかのお金を入れてあげたが

この家族は 生活のために稼ぎに来たのである。 

ホテルも素朴、料理も素朴、家族も素朴、音楽も踊りも素朴・・・素朴三昧の夜でした。


フラミンゴ

2008-11-15 | 日常

 午後からは 今晩泊まる タウアへ湖面をひた走ります。

岸辺の水たまり(塩水)でフラミンゴが餌をついばんでいたが こんな塩分の強い湖に

餌になるような 生き物がいるのだろうか・・・??

そうだ チュニジアのジェリド湖で結晶した塩の水たまりにボウフラみたいなのがいたのを思い出した。

どんな所にも生き物はいるんだー・・・ でも 死海には生き物はいないが・・・

自然の中でのフラミンゴを見たのは初めてである。

途中 ミイラの洞窟の見学をした。

インカ時代 塩の隊商が病に倒れた家族を置いて先へ進み 帰りに寄れば家族は死んでいた・・・との説明。

洞窟の中で寒さに耐えてなのか 母親が2人の子供を抱える形でミイラになっている姿は何とも可哀そうであった。

見渡す限り土が無く岩がごろごろの場所、置き去りにされた家族は何を食べて暮らしたのだろう・・・

遥か昔に思いをはせた一時であった。

今日のホテルも塩で出来ているホテルであるが 昨晩のホテルよりは随分暖かい。 

ウユニ湖の北と南でこんなに寒さが違うのかと驚きであった。(翌朝水たまりには氷が張っていたが)



インカワシ島

2008-11-14 | 日常
 ウユニ塩湖には大小32の島がある。

その1つ インカワシ島探検?

ドライバーさん達がランチの支度をしてくれている間 約1時間の島巡りである。

このインカワシ島は島の中でもサボテンが多いので観光化されている。

と言っても小さなレストランが1軒とトイレがあるのみ。水はタンクローリーで運んでくる。

このサボテンは1年に1センチしか成長しないのである。

1メートルのは100歳、2メートルのは200歳、3メートルのは300歳・・・すご~い!

サボテンの林立、ここもまた不思議な光景である。

真っ白い塩の平原にポッカリ島があり その島には木は無くサボテンだけ・・・。

島巡りから帰ると 戸外にきれいにテーブルセッティングされ

バイキングであるがランチとは思えない料理が並んでいた。

例えば 大きないわし(缶詰め)、オリーブ、いろいろの温野菜等々・・

添乗員が朝作ったと言う ちらし寿司のおにぎりは久しぶりの日本食でもあり殊のほか美味しかった。

私も 明日の昼はボックスランチ・・・と聞いていたので 夜のうちにアルファー米でおにぎりを

作って持参していたが ちらし寿司があり 梅干のおにぎりはガイドのローズマリーに・・・

彼女も始めてらしくしげしげ見ていたが口にして very nice と言い親指を立てていた。

おにぎりはどこの国でも大うけである。


ウユニ塩湖 2

2008-11-13 | 日常
 車で走れど走れど 360度真っ白の世界 雪の世界なら多少の起伏があるが 真っ平、水平である。 

今自分が何処にいるのか??? 夢の様な感覚である。

写真を向けても真っ白であるから 水平線?地平線?が分からず写して確かめると斜めになっており

写すのに苦労した。 

車から降りて塩湖面の観察 

不思議! 不思議! 湖面? 結晶面? は90センチ位の蜂の巣状の模様がある。

蜂の巣状の縁は塩の結晶が盛り上がっている状態である。

これがまた素晴らしくきれいである。その美しさをとても筆舌に現わせないのが残念。

真っ白い世界の光線はものすごく強く見る見る日焼けするのが分かる。

夫の鼻がえらい事になっている。

赤いペンキを塗った様な いや赤い鼻をくっけたみたいである。

赤鼻のトナカイ ならぬ 赤鼻のダーリンである。



でも 悲しい現場も見てしまった。

今年の5月「ボリビアで交通事故、日本人6人死亡・・・」とニュースで知っていた。

自動車事故? どの様な事故だったのかな?・・・と知る由もなく聞き流していたが 

なんと この真っ白い塩の平原で正面衝突との事、何でこんなに広い場所でぶつかるの・・・???

日本人の乗った車は現地で募った個人旅行の人達とか

もう一方の車にはイスラエル人達、両方の車は炎上して13名全員死亡・・・

一面が黒くなっており事故の凄さをもの語っている。 

そこにはイスラエルの旗(白地にダビデの星)が飾ってあり花を手向けた後等があった。

私達は日本の飴、おかき、等を・・・添乗員が我々のランチ用に作ったと言う ちらし寿司のおにぎりを

手向け 皆で手を合わせた。 

我が夫はご丁寧に般若心経をあげていたので 私も隣で一緒に唱えた。



ウユニ塩湖 1

2008-11-11 | 日常

 きょうは今回の旅のハイライトでもある ウユニ塩湖である。

四駆に分乗して いよいよウユニ塩湖に入る。

と言っても 今は乾季、一面真っ白の塩の結晶・・・(雨季には塩の上に5~10センチの水がある)

塩の層は1メートルの厚さがありまるで氷の上を走っている感じ。

一部 水? 塩水? が湧き出ている所を見て この塩の結晶の下は塩水であることを確認する。

塩の採掘している所で写真、そして塩を取った。 

と言っても塩はカチカチの結晶、道具でもなければ簡単に取れるものではない。

結晶を削りとったザグザグの塩の山が沢山あったので そこでちやっかり

ミネラルウオーターの空瓶の幾つかに戴いてきた。

琵琶湖の13倍の広さのウユニ塩湖は真っ白の塩の銀世界である。

行けども行けども真っ平の真っ白、 何とも! 何とも!・・・・不思議な世界である。

ウユニ塩湖は
アンデス山脈はかっての地底が地殻変動で隆起して出来た山脈で 多くの海水が陸に閉じ込められた。
約2万年前最後の氷河期が終わると氷河が溶けた水は土中の塩分を溶かしながら塩水となりアンデス高地のくぼみに溜まっていった。
琵琶湖の13倍の広さ(四国の約半分)を持つウユニ湖はこうして出来 
一面の塩の結晶に覆われた白一色の世界となる。



食塩製造所

2008-11-10 | 日常
 朝早く起き見晴らし台に上がり ブルブル震えながら日の出を待った。

気温はマイナス4~5度あると思われる。

お日さまが 出る前の青、紫、だいだい色の地平線からのグラデーションは気が遠くなる程の美しさであった。

西にはお月さまがまだかなり高い所にある。

日が昇ってきたが チラッと出てからすっかり姿を現すまではアッと言う間の早さである。

朝食を終えホテルを出発 まず塩湖の湖畔で塩を作っている所を見学した。

入口の広場には 昨晩通路に敷かれていたのと同じザクザクの塩が干してある。

その奥に 小さな建物の中で細かく砕かれた塩の山の脇で、そばに小さな子供をおいて 

女性が袋詰めしている。

両手でビニール袋の口を開けシュッ! シュッ! と2回塩をすくい炎が出ているバーナーで袋の口を溶かし

親指と人刺し指でサッと口を閉じる(暑くないの?)・・・はかりで量る事も無く何とも手際がいい。

私もやっていいか? と聞いたらビニール袋をくれた。

沢山詰め込んで それを買っていこう・・・と欲張ってしっかり詰め込んだ。

それを 彼女はサッと袋の口を閉じてくれた。

(後で測ったら 彼女のは1キロピッタリ、欲張って詰めたのは900グラムだった?? 何故?)

砕いて細かくした塩には真白い粉末のヨードを混ぜ込んである。

そうしないと甲状腺の病気になるから ヨードを入れる事を国から義務ずづけられているとか。

ヨードをチョトなめてみたが これと言った味は無く、匂いも無いものであった。

甲状腺を患っている友達がいるが 彼女の話ではヨード分の多い海藻を沢山食べない様に・・・
と病院から言われていると言っていたが・・・  この意味がよく分からない・・・。

(塩製造所の母子)


塩のホテル

2008-11-09 | 日常
 今回の旅で楽しみにしていた1つが この塩のホテルに泊まること。 

塩で出来ている・・・?? どんな風か?? と興味津々であったが

パンフレットの写真とは随分違う?? パンフはすごく立派であったのに・・・・

このホテルは平屋建て 建物の壁、ロビーのソファー、テーブル、レストランのダイニングテーブル、イス(背もたれも)暖炉、

そして 部屋に入ればベット、ナイトテーブル、トランク台、壁、天井、床 全て塩である。

これらは塩湖から切り出した 塩のブロックを積み重ねたり、敷き詰めたりして造ってある。

ホテルの通路、レストラン等の床?は ザクザクした塩である。

砂の様に足が沈み込まないが歩くとザック ザックと音がする。

塩のブロックで作られた部屋はまるで氷の部屋みたいである(見た目も寒さからも)

部屋にはヒターが入っているが、全然効いていない 触れば何とか温かいが・・・

足の裏からジンジン冷えてくるので 両方の足の裏にホッカイロを貼る。

また 水の冷たさはまるで氷水である。顔をプルプルっと簡単に洗い そそくさとベットに入った。

ベットには電気毛布が入っておりやれやれであるが 半端じゃない寒さである。

寒冷ジンマシンの私は顔がまっ赤になり かゆ~い!

参った! 参った! である。

(塩のブロックの天井、垂れ下っているのは塩のつらら)