まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

素朴な夜

2008-11-16 | 日常
 今日のディナーは パッとしない どことなく寂しい料理である。

それも仕方ないだろう。ホテルの周りを見ても畑らしいものは無いし、リャマの姿も無い。

荒地でささやかなキヌアが取れる位の貧しい村の様である。

ディナーもじゃがいもとパスタらしきものと少しのハムぐらい、とてもホテルの料理とは思えない。

早々と食べ終え部屋に帰ろうとした時 何やら始まった。

それは このホテルの近在の者が民族楽器を持って演奏しに来たようである。

どうも家族みたいである。おじいちゃんに息子夫婦と子供のようだ。

おじいちゃんと息子は片手で太鼓を叩きながらアンデスの楽器 サンポーニャを吹き

子供はサンポーニャを・・・、嫁さんは踊る・・・

踊り・・・といっても民族衣装の端を持ち鳥が羽ばたくような恰好をするだけ。

なんとも 素朴この上なし・・・

ひと段落すると 子供が空き缶を持ってお客さんを回る・・・なにがしかのお金を入れてあげたが

この家族は 生活のために稼ぎに来たのである。 

ホテルも素朴、料理も素朴、家族も素朴、音楽も踊りも素朴・・・素朴三昧の夜でした。


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