まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

ホテルのディナー

2008-11-08 | 日常
 ホテルに着いたら まずレストランに入りディナーである。

冷えた身体を暖炉で温めたいが 風向きなの煙突から煙が抜けず暖炉から煙が部屋の中へモクモク・・・・

煙たくて涙ボロボロ、しかし寒くて部屋の外には出たくない。(ロビーや部屋への通路はスースーで外と同じ)

誰も涙、鼻水、煙に咽てせきをしながら コカ茶を飲みながら空きっ腹を抱え料理が出るのを待つ。

 

常に過呼吸であるから匂いには敏感・・・調理場の方からいい匂いがしてきた。 

最初にスープが出た。

キヌア(アンデスで取れる栄養価の高い雑穀、粒は小さく細長く糸くずみたいである)

の沢山入った熱々のスープは冷えた身体には大変美味しかった。

メインデッシュは リャマの肉の炭火焼き これがまたたまらない美味しさ、沢山食べたくて仕方なかったが

夜も遅いこの時間にお肉を沢山食べてはこれからの私の胃がえらいことになる・・・

ここは我慢!我慢!・・・である。

いよいよウユニ湖へ・・・

2008-11-07 | 日常

  
 ポトシからウユニ湖までは約5時間 4台のランドクルーザーに分乗して写真撮影や休憩をしながらの移動です。

途中 リャマの群れを見かけると ストップ! ストュプ!と車を止めてもらい写真タイムである。

リャマはラクダ科 顔を良く見るとラクダにとても良く似ている。 かわいさは???

そこに来るとアルパカはかわいい! ボリビアにはアルパカはほとんどいないが お隣のペルーには沢山いる。

アルパカはビクーニャを家畜化したものであり 特にビクーニャの毛の商品は超高級である。

でも リャマが歩いている姿、草を食んでいる姿はなんとも言えない長閑さを感じ時間を忘れてしまいそうである。

お互いの車が 勝手 勝手に止まったり 車の故障だったりで明るいうちに着く予定が なかなか目的地に着くことが出来ない。

日はとっぷり暮れてしまい行けども行けども真っ暗、夜道はなんと遠く感じる事でしょう。 

ウユニ湖のホテルに着いたのは 予定より随分遅い夜9時ごろになってしまった。

日中は割と暖かであったが 着いた頃は厳しい寒さである。

ポトシ市内の観光

2008-11-06 | 日常

 ポトシ市内観光の中で印象と言うか 深く心に残ったのが旧国立造幣局である。

今は博物館として、教会から集められた植民地時代の絵画やここで作られた貨幣そしてミイラまでが展示されていた。

その昔 産出した銀はほとんどスペイン経由で欧州へ運ばれてしまったが、ここでは銀貨を作っていた。

その当時の機械がそのままの場所に、そのままの状態で保存展示されている。

その機械は太い木と分厚い鉄で出来ており、もの凄く重厚である。

機械は3機ありそれを動かすのは1階の薄暗い部屋、床には人の頭大の石が敷き詰められており 

その1つの機械を4頭の馬がグルグルと滑車を回し階上の機械を動かす仕組みである。

しかし もの凄い重労働であり馬は2週間から 長くて2ヶ月で死んでしまう・・・・とのこと

いかに過酷な重労働だったかが 物言わぬ馬の寿命から想像できる。

人間は何と残酷な事をする生き物だろう。

私はうま年 何だか胸が苦しくなる思いであった。

(造幣局中庭)

ポトシのホテルで・・・

2008-11-05 | 日常

 ここのホテルも3階建 勿論エレベーターは無い。

2階の部屋へ階段を上がるのも苦しい、1段ずつ ゆっくり ゆっくりである。

鼻から、口から空気を吸いまくりであるから 鼻、喉が乾燥してカラカラである。

何しろ水分を沢山摂りなさい・・・であるから 水を飲をみっぱなし

標高3000Mなら1日3リットル、4000Mなら4リットル摂りなさい・・・とのこと。

いつも旅には粉末のスポーツドリンクを持参するが 美味しい・・と思って飲んだことが無いが

今回は 別である。 それがとても美味しく感じるのである。沢山持参して良かった~・・・と思った。

そして 誰もが異口同音に 「大きな鼻くそが・・・」(添乗員は1センチもあった・・・と)

それを誰もほじる、すると誰も血がでる・・・誰も毎日この繰り返しである。(バ~カみたい!)

今回の旅は アルコールもであるが 睡眠薬も絶対禁止、薬で眠ったらあの世までまっしぐら・・・!

いや まだ旅はしたい、あの世への旅はまだ先でいい・・・と睡眠薬を飲まない旅は初めてである。

ベットに横になると 呼吸は静かになり酸素の摂取は少なくなるから心臓が早鐘を打つ様にドキドキする。

苦しくなって起き上がり 一生懸命 ハー!ハー! スー!スー! と勢いよく呼吸をするのである。

薬は無くとも何とかなるものである・・・が 苦しくて目ばかり覚め 

30分~1時間おきに目がパチクリ! ハー!ハー! スー!スー!・・・パチクリ! ハー!ハー!スー!スー!・・・

一晩中この繰り返しである。

(日本からのクッキーの袋がはち切れんばかりにパンパン)

ポトシの街

2008-11-03 | 日常

 山から戻り 街の見学である。

その頃から 昨晩ホテルでウイスキーを飲んだ男性の様子がおかしい・・・

アルコールが原因で 高山病??? そう 我が夫もペルーで現在みたいに高山病に対しての注意は無く

アルコールを飲んで死ぬような思いをしたことがある。

そう言えば彼は昼食も食べていなかった。

皆と共に行動はしているが元気が無く、口数がほとんど無い しかしこればかりはどうしてあげることも出来ないのだ。

街は夕食の買い物と思われるお客さんで とても賑わっていた。

街には食糧は勿論、おもちゃ屋さん、きれいな風船売り、道端でかわいい子犬を1匹20ドルで売っていた。月給1万~2万の国、高い? 安い?

デコレーションケーキの美しいのにはビックリである。

店先の棚に並んでおりガラスケースに入っているわけではない。生クリームをホイップしていない様だ。

丁度 半分買って帰る母子に(包装無し、そのまま両手にのせて) 美味しい・・・? 

と聞いたら 食べてみろ・・・と差し出してくれたので厚かましく

人差し指で グイッ とクリームを取って なめてみた。あま~くって 美味しかった!!
 


山の神・ティオ

2008-11-02 | 日常
 大地の母パチャママに対して 山の神ティオ これは夫婦でありティオは男であるから 

女が山に入るとパチャママがやきもちを焼くから 女は山には入ってはいけない・・・とか(昔の話?)
坑道の入口には 神聖なるリャマの血が塗ってあります。

私達は真っ赤な出で立ちで ガイドの案内で坑道に入って行きました。

100Mくらい入った所の脇に 等身大のティオが鎮座していた。

人間のような? 動物のような?顔、頭には大きな角、立派な男性器を持っている。

まずそのティオに たばこに火を点けくわえさせ、コカの葉、酒を捧げティオのご機嫌を取り

坑内での無事を願う。

抗夫は毎日坑道に入る時、必ずティオにお参りして安全と沢山の鉱石が取れる事を願うのである。

そんな間にも 坑道の奥から鉱石を積んだトロッコが出てくる。その抗夫達にお土産を渡した。

トロッコの前に1人(カジ取り役) 後ろを2人で押して出てくるのであるが トロッコは分厚い鉄製、

そのトロッコに山盛りの鉱石・・・大変な重労働である。

このポトシの鉱山には5000の坑道があり 今も500位で採掘がおこなわれている。 

ものすごい数には驚きである。

抗夫達は坑内に入ると昼食はとらず コカの葉を口いっぱいに入れて噛み疲労と空腹を押さえながら作業を・・・

15歳くらいから抗夫として働いている少年も珍しくない。

更に坑道を進むと 坑道の壁に鉱石がキラキラ光っていた。

そして フワフワした綿の様なものが頭のすぐ上の岩一面に垂れ下っている。

つまんでみたが?? 真白くフワフワ、なんだ~・・これは??? 

それは 天然のアスベストと聞いて慌てて払いのけたが 過呼吸しまくりであるから身体に入ったかも・・・・

恐ろしや! 恐ろしや! 中皮腫に・・・・。