スエヒロタケ 2024-07-16 | キノコ スエヒロタケが重なって出ていた通年発生するキノコで、樹種によらず枯れ木や倒木、切株などに発生する小型の木材腐朽菌傘は扇形で、傘の横や背面の一部で基物に付着し、肉は強靭な革質縁は内巻で掌状の切れ込みがあるヒダは幅狭く疎、ヒダの縁が縦に裂開し2枚が重なるように見える断面で見ると、縁は乾くと巻き上がり、湿ると伸びる傘の裏のヒダは胞子を作る部分で、表面積を増やすためか複雑な形をしていることが多い食毒は不明だが、肉は硬くて食用に不適
ツルタケ 2024-07-15 | キノコ すらりと長い柄をツルの首に見立てたのだろうか、ツルタケが生えていて、根元を見るとダンゴムシが数匹群がっていたツルタケを食べているらしいツルタケは夏から秋にかけて、マツ、シラカシ、コナラなどの樹下に発生する傘の色は灰褐色で、条線が有り、表面が湿っていると粘性があるヒダは蜜で、柄に離生し色は白い柄は中心生で下方に太まり、中空、色は白く表面は平滑又はささくれ状生食すると毒ダンゴムシ(オカダンゴムシ)は春から秋にかけて見られる大きさは1cm程で、刺激すると体を丸めてダンゴ状態になって身を守る朽ち木や石、枯葉の下などに居る腐った植物や落ち葉などを食べる
アイバシロハツ 2024-07-14 | キノコ 初夏から秋にかけて、マツなどの針葉樹やコナラ、シラカシなどの広葉樹下に発生する小型から中型のキノコ縁は巻いており、初めは白いが次第に黄色味が出て来る表面は平滑、肉は白くて硬い弱い辛みがある裏の襞は、幅狭く密で柄に離生する柄は中心生で、上下同径か下方に細まり、中実肉に弾力が無く食感は良くないが、ピクルスにすると気にならず辛みもなくなる
ハナミズキ 2024-07-13 | 樹木 草花 ハナミズキに出来立ての青い実が生っていたハナミズキは庭木、街路樹、公園樹で良く植えられている大正時代に東京市長が、アメリカへ桜の苗木を送った返礼として、日本へ贈られた日米親善の木といわれる実は核果1cm程の楕円形で、9月過ぎに赤く熟す核は楕円形で、褐色か黒褐色で中央に溝があるミズキ科の北アメリカ原産の落葉高木または小高木日本では5m程だが、原産地の大きいものでは高さ12mにもなる花は4~5月に咲く花弁のように見えるのは総苞片で、5cm程の倒卵形、先は凹む色は白色または淡紅色、時に紅色になる総苞片の中心に、黄緑色の小さな花が20個ほど集まった球形の頭状花序を付ける花弁は4個、6cm程の長楕円形で反り返る雄しべは4個で花弁より短い花(4月のもの)
ナンテン 2024-07-12 | 樹木 草花 うっとうしい梅雨空の下で、ナンテンの花が真っ盛り低木で庭木や公園で良く植えられている冬には実が赤く実るので、雪の兎にナンテンの目をつけた難を転ずる、と言って正月飾りにもした果実を煎じて咳止めに、葉を強壮薬にする樹皮には知覚神経抹消を麻痺させる成分が含まれているメギ科の常緑低木で3m程になる花期は5~7月枝先に大型の円錐花序を出して、6mm程の小さい花を多数つける花被片は3個づつ輪状に多数付き、内側のものほど大きく、最も内側の6個は花弁状になる雄しべは6個で葯が大きく、花糸は短い果実は液果6~7mm程のほぼ球形で10月頃から赤く熟す種子は5mm程の球形で、1個の果実に普通2個入っている
サンゴシトウ 2024-07-11 | 樹木 草花 真っ赤なサンゴシトウ(珊瑚刺桐)が咲いていた名前は赤くいっぱいに咲く花・・・サンゴ(珊瑚)枝や葉裏に少々刺がある・・シ(刺)葉が桐に似ている・・・・・トウ(桐)アメリカデイゴと北米原産のヘルバケアとの交配種シドニー植物園で作出されたマメ科の高さ2~3mの落葉低木花は6~9月にかけて見られる枝先に5~10cm程の総状花序を出す旗弁が完全には開かないので花は筒状になる旗弁は5cm程の長楕円形
ヤマモモ 2024-07-10 | 樹木 草花 ヤマモモの実がたわわだ東京近郷では見事な赤色にならないとも言われるが、ここの木の実はいつも見事色づきはもちろん味も良くて美味しい毎年楽しみにしているヤマモモ科の常緑高木で高さ5~10mになる果実は核果2cm程の球形で、6月に紅色から暗赤色に熟し食べられる食べる部分は、外花被が液質に肥大したもので、表面には蜜に粒状の突起が有る甘酸っぱくて、生食の他、砂糖漬け、ジャムなどにする徳島県が有名な産地花は雌雄別株で、3~4月に咲く雄花(左)と雌花
リョウブ 2024-07-09 | 樹木 草花 リョウブ(令法)の白い花が咲きごろ名前は救荒食品として育て、蓄えることを法で決めたからと言われる又、花序の形から「竜尾」が訛ったという説もある若葉はアクが無く生のまま食べられるが、一般的にはお湯を通し乾燥させたものをご飯や団子に混ぜて食べたり、テンプラにするリョウブ科の落葉小高木、高さ10m程になるリョウブ科はリョウブ属1属からなる小さな科北アメリカやアジアに60種ほどあるが、日本で自生しているのはリョウブ1種のみ花は6~8月に咲く枝先から10~20cmの総状花序を出し、白い花を多数つける花弁は5個、6mm程の長楕円形で先はやや凹み、微細な歯芽がある雄しべは10個、花弁より長い雌しべは1個、花弁より長く花柱は無毛、柱頭は3裂する果実は蒴果3mm程の平たい球形で、毛が密生する熟すと裂開して、小さな種子を多数出す種子は1mm程の楕円形
アカメガシワ 2024-07-08 | 樹木 草花 名前は、新芽が赤く、カシワの葉と同じように、葉を食物を乗せるのに使ったことから付けらた雌花が満開に咲いていたトウダイクサ科の落葉高木、高さ15mになる花は6~7月に咲く枝先に7~20cm程の円錐花序を出す雌雄別株で、出会ったのは雌花子房は紅色の星状毛に覆われる花柱は3個、初め赤色でその後黄色になる乳頭状突起が密生する果実は蒴果約8mmの扁球形で、刺状突起が密生し9~10月に褐色に熟し3~4裂する中の種子は3~4個で、4mmの扁球形で黒色
モクゲンジの実 2024-07-07 | 樹木 草花 出来立てのような薄緑色のモクゲンジの実が生っていた長さ5cm程の三角状卵形で、先端は尖っている果皮は洋紙質で風船のように膨れ、10月頃に熟すと褐色になる中の種子は7mm程で黒く硬い珠数に使われている名前は、ムクロジの中国名「木患子」を音読みしたモクカンシが転訛したものムクロジと本種を混同した事に由来するムクロジ科の日当たりの良い所に生える落葉高木、10m程になる花は7~8月に咲く枝先に15~40cmの大型円錐花序を直立し、黄金色の小さな花を多数つける花は1cm程で、花弁の基部には赤いハート形の付属体があり、可愛い花だ花(6月のもの)
コシアキトンボ 2024-07-06 | 虫類 腹の付け根の部分が初めは黄色いが、成熟するとオスは純白になり良く目立つ木陰にある池や沼、街中の公園などに生息していて生息域は広く、良く見るトンボメスは黄色味が最後まで残るおおきさは45mmほど5月から9月頃まで見られる羽化した後は木陰に移り、小空間での旋回飛翔を繰り返す成熟すると水辺に戻り縄張りを張る交尾は水面を飛びながら、数秒の短さで終わるメスの産卵は単独で、水面や浮遊物などに腹先を打って行う
ハリカメムシ 2024-07-05 | 虫類 葉の上のハリカメムシ後ろ足が片方なくなっていた4月から11月に出現する似たカメムシが居るが、体が幅広く、色が濃い、また触角第1節の外側に1黒条があるので識別できる体長は1cm以上で大型種、前胸背のトゲの形に特徴がある平地から山地のイネ科、タデ科植物に寄生する水田のイネを吸収して、斑点米にしてしまう害虫
ヒカゲチョウ 2024-07-04 | 虫類 淡褐色の地色、裏の後翅に、目立つ眼状紋が2個、小さいものが4個有るチョウ幼虫で越冬して、成虫は5~10月にかけて出現する森林、林縁、公園などに居る日中樹林周辺を飛び、クヌギやコナラなどの樹液や獣糞に集まったり、路上で吸水する活発なのは夕方から日没にかけて幼虫は緑色、4cm程のイモムシ頭部に角状突起が有り、平行に伸びている食草はメダケ、アズマネザサ、ヤダク、クマザザ、などタケ類ササ類(イネ科)
モノサシトンボ 2024-07-03 | 虫類 腹部に物差しの目盛りのような淡い環状紋があるので、モノサシトンボ4~10月にかけて見られる大きさは45mmほどとやや中型でスマート雌雄で体色が異なり、オスの腹は黒くメスは黄褐色挺水植物の繁茂している池沼、湿地に生息している木立のあるやや暗い場所に好んでいる羽化後はより暗い林の下や草地で見かける成熟すると水辺に戻って来て縄張りを持ち、朝方にメスを探し交尾する産卵は連結したまま、水面の植物の生体組織の中に行う
ゴマダラカミキリ 2024-07-02 | 虫類 光沢のある黒い地にゴマのような白い斑紋があるカミキリムシ特徴のある色模様で、出会えてラッキーイモムシ型の幼虫で越冬して、成虫は5~8月に活動する幼虫は、成虫が食樹とする木に住み材を食べる成虫は、ミカン類、ヤナギ類などの生木の樹皮や葉クワ、イチジク、モモ、バラなども食べる果樹の害虫とも言われる雑木林の他、庭木や街路樹にやって来るので時折見られる大きさは3cm程と大型のカミキリムシ