goo blog サービス終了のお知らせ 

トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

メジロとカンザクラ

2022-02-13 | 樹木 草花


大分咲き始めたカンザクラにメジロが団体で蜜の食事に来ていた
食べ物の少ないこの時期大喜びの様子

カンザクラ:
ヤマザクラとカンヒザクラの交雑から生じた栽培品種
花は淡紅色の中輪一重、2月の寒い時期に咲き始めるので、花が散るまで長く楽しめる
萼片は幅が中央で最大で長さは5mmほど、紅色で縁に鋸歯は無く先端は尖る
萼筒は太く丸みのある釣鐘型、長さ6mmほど
メジロ:
目の周囲(アイリング)が白いのでメジロという
花の蜜が好きなので、「はなすい」「はなつゆ」などの方言名がある
最も身近な野鳥の一つで、全国に留鳥として分布している
山地や北方のものは冬は暖地に移動して、市街地の公園や庭でも良く見られる
花の蜜は好きだが、昆虫類やカキなどの木の実も食べる

クチナシの実

2022-02-12 | 樹木 草花


クチナシの実がまだ残っていた
そのうち実が裂けて口を開くかと待っていても開かない、それで「口無」と名が付いた

アカネ科の落葉低木、1~2m程になる
葉は対生で時に3輪生 葉身は5~12cmの倒披針形または長楕円形
先は尖り、基部は広いくさび型で縁は全縁、革質で側脈が凹んで特徴がある
花は6~7月に咲く
枝先に芳香のある白い花を1個ずつつける
花冠は5cm程の高杯型で先は5~7裂する

果実は肉質の液果、長さ3cm程の楕円形で5~7稜があり先端に萼片が残る
11~12月に橙色に熟す
中には朱色の果肉に埋もれて、平べったくて硬い3mmほどの小さい種が多数(多分100個以上)入っている
ヒヨドリなどが果肉ごと種を飲み込んで散布する

果実は無毒で、栗、きんとん、たくあんなど食品の着色料に使われる
稜のある果実の形は、囲碁将棋の盤の脚のモチーフになった・・その心は口無・口出し無用・・
実を乾燥させたものを粉末にして、卵白を加えて練り上げたものを患部に塗りガーゼを当てておくと、腫れ物、打撲、腰の痛みに効果がある

花は香りが良く香料になる
また、新鮮な花弁は煮ると粘りが出て酢と醤油で味付けすると、とても美味しい

プリムラ・ジュリアン

2022-02-11 | 樹木 草花

 

公園の植え込みに、プリムラジュリアンと名札のある色鮮やかな花が植えられていた
花色は写真のほかにアカ、ピンク、シロ等々

プリムラはサクラソウ属の学名
園芸種では500種以上あると言われ種類の多い種
花は11~4月に咲き、花のすくない時期に咲くので人気があるようだ
草丈は10cm程で花は一重から八重まであり、花色も豊富

サクラソウは荒川下流域の田島が原に自生地があり、大事に保護されている
4月頃から咲き始める

ナノハナ

2022-02-10 | 樹木 草花


東京は本降りの雪で夜に入ってほんの少し積もり出した・・明朝どんな景色やら・・
こちらは春を感じさせる俗にナノハナ・・セイヨウアブラナが数株咲いた
今ではナノハナと言うとこのセイヨウアブラナを指す
アブラナ・・弥生時代に中国から渡来したと言われ、葉は緑色で柔らかい、菜種、菜の花とも呼ばれ今ではほとんどない

セイヨウアブラナ:
明治初期にヨーロッパから入り、種子から油を取るために栽培されている
葉は厚くて黒っぽく、茎や葉が粉白を帯びているのが特徴
花は3~5月に咲く

オオジュリン

2022-02-09 | 野鳥


オオジュリンは「チュリーン」と言う地鳴きが名前の語源と言われる

留鳥(漂鳥)
北海道と秋田県、青森県では繁殖している
冬は暖地に移動する
平地のアシ原、湿原、草原に居る
越冬地ではアシ原に居て、アシの間を飛び回り、蛾の幼虫や、嘴でアシの葉梢を剥がしたり茎を割って中のカイガラムシ類を食べる

冬羽では雌雄共に眉斑と顎線が白っぽく頭部は褐色で上面は淡色
オスの夏羽では頭部と喉が黒色になり、見違える色模様になる
大きさは16cm

ハギマシコ

2022-02-08 | 野鳥


久し振りのハギマシコ(萩猿子)が群れで居た
脇腹や翼の一部が綺麗なバラ色をしたマシコ類 この色をハギの花に見てた名前 英名はRosyFinch

冬鳥
北海道の大雪山や利尻山では繁殖していると言われる
平地から山地の岩場や農耕地、草地などに居る
広い範囲を動き回って、主に地上で草の種子を採食する

後頭から後頸に黄褐色の部分がある
オスは雨覆と腹に薄紅色の部分がある
メスは全体に淡色をしていて、薄紅色が薄い
大きさ16cm スズメより少し大きくて翼が長い

アリスイ

2022-02-07 | 野鳥


アリスイは地上や枯れ木などでアリを好んで食べる
キツツキの仲間(キツツキ科)の鳥

北海道や東北北部では夏鳥で、繁殖している
冬には本州中部以南の暖地に移動する
平地から低山の林や林縁、木がまばらにある草原などに居るが、渡りの時期や冬は農耕地、川原、公園などでも見られる
キツツキ類ではあるが、自分では巣穴を掘らず、他のキツツキの古巣や枯れ木の穴などに営巣する
小さい音ながら稀にドラミングをする
長い舌を使って主にアリを食べる

雌雄同色
体は褐色と黒、灰色の複雑な斑紋がある
頭上から背の中央に黒線がある
喉から胸にかけては細かい黒褐色の横斑がある
大きさ18cm

ホオジロ

2022-02-06 | 野鳥


枯草の中を餌探しだろうか、ホオジロが歩いていた
目の下あたりが白いのでホオジロと言う

留鳥又は漂鳥
日本中どこにでもいて、国土の67パーセントの地域で繁殖しているとも言われる
平地から山地の低木林、林縁、草原などに住む
開けた場所を好み、時折灌木の茂みに入る程度で暗い林内にはあまり入らない
非繁殖期のこの時期には、主に草の種子を食べ、繁殖期には主に昆虫類を捕る
囀りのバリエーションは多く一羽の雄が十数曲のレパートリーを持ち、同じ曲を繰り返し歌う
チョッピーチリーチョ、チーツクなどで、「一筆啓上仕り候」「源平つつじ白つつじ」などと聞きなしされる

オスは上面が茶褐色で、黒い縦斑がある
白い眉斑と頬腺があり、過眼線と耳羽、顎線は黒い
メスはオスより淡色で、顔の黒色部分は特に薄い
大きさは17cm

ベニマシコ

2022-02-05 | 野鳥


ベニマシコ(紅猿子)はマシコ自体が赤い色を意味し、更に赤色の紅を重ねた名前で、この鳥の赤い色がとても印象的なのだろう
冬の探鳥の楽しみは赤い鳥に出会うことがその一つだが、この鳥は一番よく会える

漂鳥
北海道や下北半島の原野で繁殖している
本州以南では冬鳥として渡来して、平地から山地の草原、湿原、灌木林などに居る
越冬地では広い草原の中央などには出ず、林縁や草藪で草木の種子や芽、昆虫類などを採食する

夏羽の方が色味が強く、冬羽ではオスの赤味も薄れる感じがする
オスの紅色実の強い体で、眉斑、頬は白っぽい
翼は黒く2本の白帯がある
メスは全体が淡い黄褐色
大きさ15cm ほぼスズメ大だが尾羽が長い

ハシブトガラス

2022-02-04 | 野鳥


今日は24節季の立春 暖かくなるまでもうひと踏ん張り・・

もう寿命だったのか、ハシブトガラスが1羽死んでいた
仲間だったのか、やってきた一羽が盛んに声をかけていた・・ように見えた
「おーい、大丈夫カァー」「おーい、起きろよー」
嘴が太く湾曲しているのが特徴のカラス類

留鳥又は漂鳥
山地から海岸、川原、農耕地、市街地など様々な環境に居る
繁殖期以外は群れで生活し、地上を歩いて採食し、雑食性で何でも食べる
鳥の雛や卵、動物の死体、木の実などのほか人の出したごみも食べる
都心で生活するカラスは10000羽とも言われ、都心で繁殖する他の鳥たちの脅威となっている

雌雄同色
太くて湾曲した嘴、上嘴の基部から90度ほどの角度で出っ張った額
声は澄んだカァーカァー
大きさは57cm

夜もすがらこひてあかせる暁は からすのさきに我ぞなきぬる(和泉式部)

アカハラ

2022-02-03 | 野鳥


脇腹が赤いのでアカハラ・・江戸時代からそう呼ばれている

夏鳥(一部留鳥)または冬鳥 とややこしい
本州中部以北、千島列島・サハリンの山地で繁殖し、冬は山麓や暖地に移動し、市街地の公園などにも現れる
比較的明るい林や、針葉樹の中高木植林地などに居る

地上を数歩歩いては立ち止まる動作をしながら、落ち葉を掻き分けたり土をほじって昆虫類の幼虫やミミズ類を捕る
秋には草木の実も良く食べる

雌雄ほぼ同色
オスは頭部と上面が暗オリ-ブ褐色で、顔と喉は黒っぽい
胸から脇腹は橙色で、胸中央から下尾筒は白い
メスはオスと同じ模様の個体もいるが、一般に全体が淡色で喉は白い
大きさは24cm

テイカカズラ

2022-02-02 | 樹木 草花

 

大きなケヤキにテイカカズラがツルを伸ばし絡みついていたが、陽の当たるところは葉が赤茶色になっていた
裏側の陽の当らないところは緑色の葉だった
この赤茶色の葉は春になると緑色になって来る

陽の光が強いと、活性酸素が発生して葉を枯らしてしまうので、それを防ぐためと言われる
活性酸素は人にはシミやシワ、白内障、ひどい時は皮膚がんまで引き起こす
昔は小麦色の肌とか言って若さと健康のシンボルで、日焼けサロンまであった
今は帽子や日傘、UVカットクリームを塗って、防御している

植物も活性酸素の害で枯れてしまうので、対策としてビタミンCやビタミンEを作ったり更に、アントシアンやカロテンなどの色素を抗酸化物質として作り体を守っている
その色素のため、葉が赤茶色になっている

人はビタミンCやEを含む食品や緑黄色野菜・・赤ジソ、サニーレタス、パセリ、春菊、ニラその他・・
を食べて、何とか防いでいて、植物様様だ

テイカカズラの種
裂開した実に種髪を付けた種が1個ぶら下がっていた


ペーパーホワイト

2022-02-01 | 樹木 草花


真っ白の水仙が真っ盛り
花弁が紙のように白いからペーパーホワイトという

ヒガンバナ科の地中海沿岸の多年草
日本へは平安時代薬草として渡来した
園芸種ではなくこの地方にある原種の一つ
葉は線形で20~40cm程になり、時計回りに捩じれがある

花は12月~2月に咲く
房咲きで茎に花が沢山つく
花被片は白く外側3個は萼で、内側3個が花弁、中央の副花冠も白い

全草有毒で、リコリンを含み特に根茎に多い
葉をニラと間違えて中毒した例もある