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トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オオタカ

2014-10-16 | 野鳥
  

オオタカが獲物を捕らえた 獲物はカルガモのようだ
豪快に30分経ってもまだ食べ続けていた
途中カラスが近くに来たときは羽で獲物を隠し警戒して 本人は必死なのかもしれないが 鳥の王者タカにしては何やら剽軽な感じがした

本州と北海道の低山に留鳥として分布しているが 最近は都心でもよく見かける
ハトやカモ類などの中型の鳥を捕えて食べる

里山のシンボルとして 絶滅危惧種にもなって保護されてきたが 数が増えたので指定解除して一般種になって 今後の保護をどうするのか賛否意見が出ている

全長♂50cm ♀56cmで オスはハシブトガラス(57cm)よりかなり小さい
頭から背にかけては暗青灰色で奈良時代にはアヲタカ(蒼鷹)と呼ばれていた

エゾビタキ

2014-10-15 | 野鳥


シギやチドリが渡り終わったか 今度は小鳥たちが渡って来ている

エゾビタキは千島列島やサハリン以北で繁殖して これからニューギニアのあたりの越冬地へ向かう
日本へはその途中に旅鳥として渡来する
この時期 間が良ければ都心の公園などでも見られる

エゾビタキの名前は 蝦夷(北海道)の方から来るヒタキという意味だが 北海道でも本州と同じ旅鳥で
蝦夷地ならではの鳥と勘違いしそう

全長15㎝の目のくりっとした可愛い鳥だ
白い下面にある黒色の縦班と 翼の一部の白い羽縁が目立つ
林内よりも樹木の散在する開けた場所を好み 空中採食で昆虫類を捕えたり ミズキやモッコクの実も良く食べる

ヤブツルアズキ

2014-10-14 | 樹木 草花
 

ヤブツルアズキの黄色い花が咲き 脇に黒褐色に熟した実もあった 中の種子は小豆そっくり

マメ科の草地に生える蔓性の一年草
小豆はこのヤブツルアズキを改良したものと言われている

花は8~10月に咲き 葉の脇から花軸をだし黄色い花をつける
花の竜骨弁は2枚が合着して筒状になり らせん状にねじれている変わった形をしている

ブラシノキ

2014-10-13 | 樹木 草花


赤い花がブラシのようなのでブラシノキ
オーストラリア原産のフトモモ科の常緑低木で明治の頃に導入された

ブラシの毛にあたる部分が 赤い雄蕊で花弁は小さく退化していて見えない
蜜が豊富でオーストラリアではミツスイが蜜を吸い花粉を運ぶ

実が変わっている(写真の枝についている丸いのが実)
花の後に丸い玉のような実がぎっしりと生るが 枝の下側には去年の実 更に下には一昨年の実と実が付き 果皮は木質化して固くなり何年も種子を出さない
種を出すのは山火事などに逢って 枝が枯れたときにパラパラと種を撒くそうだ
オーストラリアでは山火事が多く 植物もそんな環境に適応して種子を散布する独特の方法を進化させてきた と言われている
実をフライパンなどで焙ると 固い実の口が開き小さい種が出てくる

シュウカイドウ

2014-10-12 | 樹木 草花
 

シュウカイドウ(秋海棠)の花が真っ盛りに咲いている
中国名の秋海棠を日本語読みにした名前
江戸時代に園芸用に持ち込まれた帰化植物で シュウカイドウ科の多年生草本球根植物

花は雌雄同株異花で下向きに咲き 雄花は花弁が開き 黄色く球状に集まった雄蕊が目立ち 小さな花弁が2枚と 大きな花弁状の萼が2枚ある 雌花は花弁はなく大きな萼に包まれわずかに開く

実は花後にこげ茶色の羽のある楕円形をしている
葉腋に珠芽を付けそれでも増える
実を付ける頃に地上部は枯れ球根で越冬する

美人の粧(よそお)わない姿にたとえられたりする
うなだれて花恋う花よ秋海棠(渡辺水巴)

ホシホウジャク

2014-10-11 | 虫類


一見ハチを思わせる色模様のホシホウジャク
飛んでいるときは後翅のオレンジ色が目立つ
ハチドリの様に空中でホバリングをしながら長い口吻を伸ばし花の蜜を吸う
花には触らずに蜜だけを吸うので 花にとっては花粉を運んで貰えず大迷惑だろう

スズメガ科のガで5㎝程の大きさ
スズメガの仲間は長い口吻を持っているが 長さによって訪れる花を選んでいる
食草はヘクソカズラ 蛹で越冬する

ホソバシャチホコ

2014-10-10 | 虫類


ガの幼虫は時に色彩豊かな者がいる
ホソバシャチホコの幼虫は淡褐色の色に頭に赤褐色の細線 白と黄色の紋が複雑にあり 胸部の脇は緑色で見ごたえがある
成虫は薄茶色のありふれたガの姿をしている

大きさは3㎝程だった
これから蛹になって越冬する
食草はコナラ ミズナラ クヌギなどブナ科

オオクモヘリカメムシ

2014-10-09 | 虫類


わさっと10匹ほど群がっていた
オオクモヘリカメムシは体長20mm位の細長い大型のカメムシ
緑色の体に褐色の翅をもつ

ネムノキに寄生するが 成虫はミカンなど柑橘類やカキなどの果実を吸収し果実害虫である
本州 四国 九州に分布している

皆既月食

2014-10-08 | 日記


今日は24節季の寒露・・朝夕の冷え込みが増し草花に冷たい露が宿る
更に今日は満月
更に重なって今日は皆既月食 日本で見られるのは3年ぶりだそうだ

写真は18時26分欠け始め
18時51分ほぼ半分欠けた
20時05分皆既月食

皆既月食は月が赤黒い赤銅色に見えるとは知らなかった
太陽の光が地球近くを通るときに 大気で屈折し波長の長い赤い光が月に届くため赤く見える

雲が出てあまり条件は良くなかったが不思議な赤い月をご覧ください

コアオアシシギ

2014-10-07 | 野鳥


シギもそろそろ渡り納めだろうか少なくなってきた

アオアシシギ似ているコアオアシシギ
全長24㎝でアオアシシギより二回り小さい
顔と眉斑 喉から下尾筒までの体下面が白く 嘴は黒く真っ直ぐで細い

旅鳥 1羽又は小群れで渡来する
水田 湿地 池 干潟などに居て昆虫の幼虫 甲殻類 オタマジャクシ タニシなどを捕る

キアシシギ

2014-10-06 | 野鳥


シギ類は種類が多く識別が厄介な中で赤脚 青脚 黄脚と脚の色の違いを そのまま名づけた感がするが名は体を表すという意味では見事に機能しているのがキアシシギだ

旅鳥として全国に普通に渡来し数も多い
干潟や海岸の岩場 水田 川岸にいて 水辺を歩き回って甲殻類ゴカイ昆虫などを食べる

全長25㎝ 夏羽では上面は灰褐色で模様らしきものは無くヌベーっとした感じ
冬羽では顔から下の斑紋はなくなり首や胸も灰褐色を帯びる
体の割には脚が短く黄色

アオアシシギ

2014-10-05 | 野鳥


アオアシシギ(青脚鷸)とは言うが足の色は緑褐色
旅鳥として全国に普通に渡来して干潟 水田 川岸などにいる
水中を歩き回り甲殻類や小魚 オタマジャクシを捕る
時には嘴を半開きにして水の中に入れて前進して小魚を捕る

大きさは32㎝とやや大型 雌雄同色
少し反った感じの長いくちばし 背から尾羽までは白く上尾筒と尾羽には淡褐色の横斑模様がある

アカアシシギ

2014-10-04 | 野鳥


シギ類の多くは旅鳥だがアカアシシギは北海道東部でわずかに繁殖するほかは数少ない旅鳥で沖縄以外ではまれな貴重な種
日本版レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類

干潟や海に近い水田などにいて水中を歩き回って甲殻類や小魚を捕る
全長28㎝の中型のシギ
久しぶりにばっちり見られてラッキー

ママコノシリヌグイ

2014-10-03 | 樹木 草花


アキノウナギツカミ ミゾソバと共にタデ科タデ属の3姉妹と勝手に呼んでいる最後はママコノシリヌグイ
茎に下向きの棘があり この棘で継子の尻を拭って苛めるというすごい名前

花は上のほうがピンクでとても可愛い
花の大きさは5㎜くらいで枝先にいくつか集まって付く
花期は7~10月
葉は三角形で葉柄は葉の基部に付く

ミゾソバ

2014-10-02 | 樹木 草花


花や葉がソバに似ることからミゾソバ
薄ピンク色の花が枝先に集まって付く
畔や水辺などの湿ったところに咲くタデ科の一年草
基部が耳状に張り出す葉の形を牛の顔(額)に見立てて別名ウシノヒタイという
若葉は水にさらしてあえ物などにする

茎には下向きの棘があり高さは1以下程度
花は上部が淡紅色下部が白色の5裂する萼からなる
花期は7~10月