ホトケノザ(仏の座)は対生する葉を蓮の葉に 上に鎮座するスマートなピンクの花を仏に見立てたもの
別名サンガイグサ(三階草)は葉が段々に付くことによる
雑草界の女王と言っても良いほど早春から真冬にも何処にでも花を咲かせる
猛烈な繁殖力は 開花した花は同属の遺伝子と交わって新しい適応個体を作り
花の下部にあるひときわ美しい閉鎖花が閉じたまま自分で受粉して種をこしらえる
数が多く季節を問わず発芽するためどんどん増える
更には根っこにアツギケカビの一種通称VA菌が有り共生している
この菌は根っこに入り込み糖分を供給して貰い代わりに水分や養分や花を咲かせるのに不可欠な「リン」を供給する
この共生により可能になった超能力でわんさか花を咲かせる
これでめでたしかと思うとそうはいかない
ジャンジャン花を咲かせると栄養バランスがかたより体調を崩し 葉が白くなるウドンコ病にかかり易くなり花付や結実が激減したりする
万が一ウドンコ病が見られたらハサミで切り取って焼却でもしないと周りの植物にうつってしまう
要注意