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ヒメカンスゲ

2024-03-13 | 樹木 草花


カンスゲに似ていて、小さいのでヒメカンスゲ
カヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草
スゲ属はこの科の中で最大で、日本には約200種ある
花は単性で、鱗片の脇に1個づつ付く
花被片は無く、雄花には雄しべが2~3個有る
雌花は、1個の雌しべが果胞と呼ばれる袋に完全に包まれ、果実は果胞の中で成熟する

ヒメカンスゲ:
山野の林内のやや乾いたところに生える常緑の多年草
高さ20~50cmになる
葉は暗緑色の革質で硬く、3mm程の線形
根元の葉は、葉身が退化して暗緑色の葉鞘だけになる
小穂は3~5個がまばらに付き、直立する
苞は短く、基部は紫褐色の鞘になる

花は4~6月に咲く
頂小穂は雄性で長さ2cm程、雄花の鱗片は暗褐色
側小穂は雌性で細く長さ2cm程
雌花の鱗片は暗褐紫色を帯びる

果胞は黄緑色で、3mmの倒卵状楕円形先端は細い嘴状になる
コメント
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