3月に入って、もう春間近の証のアオイスミレが咲いていた
アオイスミレの名は、葉がフタバアオイに似ていることから付いた
スミレ科で人家近くや、林縁、林内などに生える
花期が早く、早春3月にスミレでは先頭を切って咲き、他のスミレが咲くころには6cm程の丸い大きな葉を広げ、匐枝を出して新しい株を盛んに作っている
葉は円形で基部は心形、越冬し冬にも枯れないで、花の時期は2cm程
花は白に近いものから淡紫色まで様々
上弁がウサギの耳のように立ち上がり、側弁が前側に突き出している
距は上に立ち上がっている
果実は蒴果で6mmの球形、熟すと3裂するが、果皮片が他のスミレのような舟形にならず、中の種子をはじき出せない。種子にはゼリー状の種枕(エライオソーム)が付いている
特に閉鎖花が良く実る
果柄が曲がっているので、蒴果は葉の下で地面に転がっているように見えて面白い