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アブラチャン

2020-03-28 | 樹木 草花


アブラチャンは種子や樹皮に油を多く含み、生木でもよく燃えることから付いた名前
チャンは瀝青の事でピッチやコールタールの総称

クスノキ科クロモジ属の山地の中腹や山裾の落葉広葉樹林に生える落葉低木 高さは5m程になる
葉は互生し、葉身は7cm程の卵状楕円形 先端は急に鋭く尖り基部は急に狭まる 縁は全縁

花は3~4月 雌雄別株で葉の展開前に淡黄色で3~5個ずつ集まって咲く
花被片は6個やや透明感があり、2mmほどの広楕円形
雄花の雄しべは9個 葯は2室 葯の弁がはね上がり花粉をまき散らす(弁開裂開)
雌花には雌しべ1個と仮雄しべ9個がある

果実は液果
1cm程の球茎で9月頃に黄褐色に熟す
乾燥すると不規則に割れ、種子を1個出す
種子は脂分が多く、球形で赤褐色 基部から先に向かってごく低い稜がある
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