道端のタケニグサが実を付けて揺れていた
ケシ科の高さ2mにもなる多年草
茎は粗大で中空 竹に似ているのでタケニグサ(竹似草)という
茎を切ると有毒の黄色乳液が出る
昔はこの有毒の液を害虫駆除に使った
夏に大きな円錐花序を作り白い花を多数つける
花には花弁が無く萼片も開花と同時に落ちる
秋に2.5㎝程の平たい果を付ける
果が飛ばされ裂開すると中に2㎜程の黒い種が数個出て来る
種の端に白いゼリー状の塊が付いていてエライオソームと呼ばれる
アリが好む脂肪酸が含まれているので巣に運び込まれ 種自体は巣の周辺に捨てられる
風で飛ばされ且アリを利用しての種子散布を行う