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ヤツデ

2015-11-26 | 樹木 草花


ヤツデの花が真っ盛り

ウコギ科の常緑低木 高さ3m以内ほどになる
葉は30㎝程と大きく 掌状に深く7~9裂する

花は11月~12月に咲く
枝先に球形の散形花序を円錐状につけ 白い小さな花を沢山つける
上部の花序には両性花 下部の花序には雄花が付く
両性花では雄しべ先熟で 葯と花びらが目立つ(左の写真)
雌しべの成熟前に花粉を飛ばし自家受粉を避けている
雄しべと花弁が落ちると 雌しべが成熟する(右の写真)

花の天辺に雌しべの毛が数本
上は蓋状になっていて蜜を盛んに出しているスポンジ状の花盤
ハエがびっしりと取り付き蜜を食べている
この花の戦略としては 競争相手の他の花の少なくなったこの時期に虫を独占して送粉する
ただし虫も少なくなっていて活躍するのはハエやヒラタアブ

果実は液果 4~5月に赤紫褐色から黒紫色に熟す
鳥が種をまき散らすと見えて庭にやたらと生えて来る
コメント
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