山地の木陰に生える シソ科の多年草
シモバシラ属は東アジアの特産属で2種あり日本にはシモバシラ1種がある
高さ40~90㎝程の茎に長楕円形の葉が付き 上部の葉腋から10㎝程の花穂をだし白色の7㎜ほどの花を茎の一方的に偏って咲かす
初冬の頃に枯れ始めた茎の根元から霜柱のような氷柱が立つことからシモバシラの名がある
最近はわざわざこのシモバシラを見に初冬の山に行く人もいる
都心の公園でも植栽し始めてあちこちで見る
霜柱は冬になって外気が氷点下になって地上部が枯れても 地中はまだ暖かく根は生きている
そこで吸い上げられた水分が茎の途中から染み出し 外気に触れて氷り 氷の花が大きくなり霜柱の様に見える
霜柱を作る植物はシモバシラのほかにカメバヒキオコシ シロヨメナ アキチョウジなど幾つかある