「現の証拠」と言われるほど効果てきめんの薬草で医者泣かせ
薬効のうち最も多く含まれるタンニンは 殺菌作用のほか優秀な下痢止めになるという
クエルセチン コハク酸などもあり 頭痛 腹痛 カゼはもとより心臓病 腎臓病 婦人病ーつまりは万能薬と言われた
普通は全草を陰干ししたものを下痢止めの薬として使う
センブリ ドクダミと共に3代民間薬
フウロソウ科の高さ30~50㎝程の多年草
花は長い柄の先に2個付き紅紫色 淡紅色又は白色で1.5cmの素敵な花だ
人為的な原因から関東では白花 西日本では紅紫色が多いと言われる
植栽しているからだろうか 実際は都心の公園などでは白花があるところには赤花もあり 赤花のあるところでは白花もあり地域の差は感じない
花期は7~10月
果は心皮の上部がくちばし状に伸び その下端に種子がある
熟すと5裂し裂片は種子を一個づつ巻き上げ飛ばす
この形を神輿に見立てて別名ミコシグサと言う