大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中國 銀行の利ザヤ 危険ラインの1・8%割れ

2024年05月31日 | Weblog


備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




金融機関には、一定の利ざや(貸出金利-

預金金利)を確保しなければ、突発的な事故に

対応できず、金融危機を招くが、中国共産党

中央には、この基本知識の欠如が目立つ。

一般的に、指標として1・8%を警戒ラインと

みなされているが、この認識もないようだ。

国家金融監督管理総局によれば、2023年3月

末の銀行全体の利ザヤは警戒ラインである

1・8%を割り込み、9月末時点で既に1・73%。

3年間に及ぶゼロコロナ政策で、経済活動が

極度に悪化した後、経済活動のV字回復を

目指して中国人民銀行(中央銀行)は緩和的な

金融政策を続け、銀行の貸出金利を下げてきた。

だが、貸出金利水準を引き下げても、企業の

資金需要は伸びず、銀行の利ザヤは悪化の一途。

このため、銀行は利ザヤを確保するため、

預金金利も段階的に引き下げ、国有大手銀行は

22年春以降、数回にわたって預金金利を引下げ。

しかし、中央政府は利ザヤ確保のための銀行の

貸出金利の引き上げを認めず、低利融資の

継続を指示。

人民銀行は、銀行ごとに融資目標を与えて

融資をふやさせる[融資割当制]を継続。

資金需要の在るのは、業績の悪化が甚だしい

不動産開発事業が主で、不良債権の拡大を

押し進めているようなもの。

22年6月現在で、中国の潜在的な不良債権

比率は、9・6%と政府公表の6倍近い水準に

なっており、不動産業は2割を超えている。

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