中国の国家統計局の発表では、4月~6月までの
第2四半期のGDPの伸び率は6・2%に止まった。
これは、2008年のリーマンショックの影響を
受けた2009年の第1四半期のプラス6.4%も
下回る、1992年以来の最も低い数値となった。
政府は、景気回復に備えて進めているインフラ
などの公共投資の伸びが、地方政府の財政難の
ために鈍化していることに加え、アメリカとの
貿易摩擦の影響によるアメリカ向けの輸出の
大幅な減少などにより、工業生産が伸びず、
設備投資も手控えられているとが原因する。
さらに、消費の伸びをけん引する新車の販売
台数が12か月連続で前年を下回るなど、一部の
品目で消費の不振が続いていることもある。
今年の経済成長率の目標を6%から6.5%と
設定しているため、経済の減速が続けば、
成長への反転に備えた更なるインフラへの
投資の拡大やさらなる金融緩和、家電製品
などの購入支援措置などの、新たな景気対策を
行うのではないかと見られているという。
経済減速の大きな要因であるアメリカとの
貿易摩擦は収束に向かうめどが立っておらず、
当面、中国経済は米中貿易交渉の行方に左右
される状況が続くと見られている。
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