韓国政府の発表では、6月の輸出実績は441
億7900万ドル(約4兆7700億円)で前年同月比
マイナス13・5%と大幅に減少した。
これで、昨年12月から7ヶ月連続の減少となり、
減少幅は2016年1月以来の最大となった。
韓国が頼みとする対中国輸出は前年同月比
24・1%と大きく減少し、2009年5月の金融
危機以降で最悪となった。
対米国輸出も同2・5%減少した。
輸出品目別では、競争力を備えている半導体が
前年同月比25・5%減、同じく主力製品の石油
化学が24・5%、石油製品が24・2%とそれぞれ
大幅に落ち込んでいる。
韓国、6月の輸出が大幅減、16年1月以来最悪
また、価格競争力を備えているとされる自動車
でも、販売不振で在庫の山となっている。
これら主力製品の輸出不振の原因は、長期化
する米中貿易紛争で不確実性の高まりとする。
輸出の2割を占める半導体は、今年後半から
来年初迄は市場回復は期待できない状況だ。
DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み
読み出しメモリー)生産の世界シェアの3割
程度を占めるSKハイニックスは、2018年
10月に約1兆8000億円を投じて、国内に
新工場を建設したばかりのところへ、今回の
不況が襲い、文在寅も竣工式に駆け付けたと
される新鋭工場も当分は宝の持ち腐れに。
更に、降りかかったのが高純度フッ化水素
など3品目の輸出規制強化だ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?