4月16日、多くの犠牲者を出した2度目の
震度7の地震から2年目を迎えた。
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日奈久断層での4月14日に続く16日の地震は
日奈久断層帯と布田川断層帯が接すると推定
される地点近くの益城町を震源として発生。
阪神淡路大震災(1995年)後に、新たに設け
られた通称「新・新耐震基準」の「2000年基準」が
適用されて建設された住宅が益城町の住宅の
うち約1割を占めていたとされるが、その内の
3~4割が倒壊、大破してと報告されている。
更に、それ以前の1981年以降に建設されて、
「2000年基準」に基づいて建設された「新耐震
基準」による住宅の被害はもっと大きかった。
現在の耐震基準は、単発の大きな地震には
耐えられる設計基準であり、連発した震度7
(M6・5とM7・3)による大きな大きな揺れに
耐えることまでは想定されていない。
気象庁は14日の地震発生後の15日には、
「震度6弱以上の余震が発生する確率は20%」と
発表していたため、人々はより大きな地震に
見舞われることを想定せず、半ば安堵感を
持って自宅に戻っていたことが被害を大きく
した要因だとされている。
一連の熊本地震では、267人が犠牲となり、
今も3万8112人が避難生活を強いられている。
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