大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

吉野山のサクラに危機が迫る

2018年04月16日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



今年のソメイヨシノの開花は、関西地方、

特に大阪府や和歌山県、奈良県でも観測史上

最も早い開花となり、花見のタイミングも

狂ってしまって、ゆっくり楽しめなかった。

今では、八重桜の季節に移り、関山が満開だ。

奈良公園では、御衣黄も先始め、ナラノヤエ

ザクラの蕾も膨らみ始め、こちらも例年より

1週間ほど早まりそうだ。

桜の名所、吉野山のサクラも、例年なら下

千本から中千本、更に上千本から奥千本へと

順番に山裾から開花前線が山を登って行く

特色を備えているのが、今年は下から上の

辺りまで一気に咲いてしまった。

全山で3万本以上もあるとされるサクラの

大半はシロヤマザクラが占めている。

だが、吉野山のサクラに危機が迫っている。

観光客が捨てるゴミなどが原因で、ナラタケや

ナラタケモドキなどの「ナラタケ属菌」が繁殖

桜の木をむしばみ、枯死が相次ぐ事態に。

吉野山に咲くサクラは、ただの観光資源だけ

ではなく、蔵王権現の信者や参詣者にとっては

大切なご神木である。

長年にわたり、信者の手によって植え続け

られてきた桜だけに、地元では枯死が増える

現状に気が気でない思いだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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