南関東域を震源とする、いわゆる首都直下
地震の30年以内の発生確率を、平成29年3月
現在で内閣府は70%と高い評価をしている。
いつ大地震が発生しても不思議ではない状況だ。
東京都は1981年5月以前の旧耐震基準で建て
られた主要な建物852棟対象にした耐震診断
結果を公表した。
このうち震度6強から7に達する規模の地震で
「倒壊または崩壊する危険性が高い」とされた
のは156棟にのぼり、危険性が「ある」とされた
建物も95棟存在した。
都心の23区内で震度6強以上の地震で倒壊する
危険性が高いとされるビルが25棟存在する。
この中には、多くの人が日常的に利用したり、
出入りするなど名の知れたお馴染の建物も
含まれている。
主なものでは、JR新橋駅前の目の前にある
居酒屋などで賑わうニュー新橋ビル。
JR新宿駅東口の紀伊國屋書店新宿本店が
入り、上階に紀伊国屋ホールがある紀伊國屋
ビルディング。
飲食店が並ぶ六本木共同ビル(ロアビル)や
アブアブ赤札堂上野店などが含まれている。
耐震診断結果の公表は、2013年11月に施行
された改正耐震改修促進法に基づくもの。
発生が想定されている首都直下地震では、
死者行方不明者が約2万3000人、住宅の全壊
棟数が約61万棟と予測されている。
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