日本の先端技術にとって欠かすことのできない
レアアースが、日本最東端に位置する南鳥島の
排他的経済水域(EEZ)内の海底に堆積する泥に
含まれるいることが突き止められていた。
最近の東京大学などの調査で、このレアアース
埋蔵量が、従来の推定量の2倍以上もあり、
世界需要の数百年分に及ぶ埋蔵量を備えて
いることが判明した。
今回の調査では、正確な埋蔵量把握に備えて
調査範囲を2500㎢に拡大し、深さ5700m前後の
25地点で掘削した海底下の試料を分析した。
その結果、15種のレアアースが計1600万トン
存在していることを突き止めた。
元素別の埋蔵量では、医療用レーザーなどに
使うイットリウムが世界生産量の780年分。
電気自動車のモーターに使う強力な永久磁石に
欠かせないジスプロシウムは730年分。
次世代記録素子の材料となるユウロピウムは
620年分、更にプリンターの印字ヘッドに
必要なテルビウムも420年分存在するという。
日本は現在、世界のレアアース生産量の9割
近くを占める中國からの輸入に依存しており、
日本の先端技術の安定的な成長に備えるために
レアアースの確保は喫緊の課題であった。
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