大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

南鳥島沖レアアース埋蔵量 需要の数百年分 

2018年04月20日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



日本の先端技術にとって欠かすことのできない

レアアースが、日本最東端に位置する南鳥島の

排他的経済水域(EEZ)内の海底に堆積する泥に

含まれるいることが突き止められていた。

最近の東京大学などの調査で、このレアアース

埋蔵量が、従来の推定量の2倍以上もあり、

世界需要の数百年分に及ぶ埋蔵量を備え

いることが判明した。

今回の調査では、正確な埋蔵量把握に備え

調査範囲を2500㎢に拡大し、深さ5700m前後の

25地点で掘削した海底下の試料を分析した。

その結果、15種のレアアースが計1600万トン

存在していることを突き止めた。

元素別の埋蔵量では、医療用レーザーなどに

使うイットリウムが世界生産量の780年分。

電気自動車のモーターに使う強力な永久磁石に

欠かせないジスプロシウムは730年分。

次世代記録素子の材料となるユウロピウムは

620年分、更にプリンターの印字ヘッドに

必要なテルビウムも420年分存在するという。

日本は現在、世界のレアアース生産量の9割

近くを占める中國からの輸入に依存しており、

日本の先端技術の安定的な成長に備えるために

レアアースの確保は喫緊の課題であった。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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