大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

進まぬ感染症研究 施設建設に住民の壁

2016年03月04日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        


コロナウィルス、エボラ出血熱、デング熱にジカ熱

ウィルス、更にはおなじみのインフルウィルスの

H1N1型やH7N9型などなど、最近報じられた感染

症で登場するウィルスたちだ。

夫々が強い感染性を備え、致死率も高い。

国境を越えて瞬時にやって来るウィルスたちの

入国を阻止し、感染拡大を防止する防疫や治療に

欠かせない人材の育成には中長期的な戦略が

必要となるが、心もとないのが日本の態勢。

日本の細菌学の父といわれる北里柴三郎を筆頭に、

赤痢菌を発見した志賀潔、黄熱病研究の野口英世

など、感染症研究で名を残した日本人は多い。

現在では、感染症研究に欠かせないのがBSL4

施設だが、建設には住民の厚い壁が存在する。

厚労省によると、細菌やウイルスなどの病原体は、

危険度が低い順にレベル1~4に分類されている。

レベル1には人には無害な病原体、

レベル2にはインフルエンザなど、

レベル3には結核や狂犬病など、

レベル4にはエボラ出血熱やラッサ熱などがある。

BSL4施設は、レベル4の病原体の培養や実験が

行える施設で、村山市に存在する。

だが、施設の近隣住民の立川断層を震源とした

地震の被災で、高い危険度を備えたウィルスや

細菌の飛散事故を恐れた使用反対運動が続く。

アジアでは既に、中国、台湾、シンガポールや

インドにBSL4施設が存在し、韓国も建設中だ。

現状のままでは、日本では検出されたエボラ

ウィルスなどを分離したり、遺伝子構造を調べたり、

更に、レベル4のウイルスを保管することもできず、

治療薬やワクチンの開発に向けた研究もできない。

世界では勿論のこと、アジアでもレベル4の

ウィルスや細菌研究では後進国なのだ。

長崎大では現在、BSL4施設の建設を目指した

準備が進むが、先人の志を継ぐ施設が待たれる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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