『 福岡県鞍手町の針金が首に食い込んだままとみられていた犬が19日、県鞍手保健福祉環境事務所(同県直方市)に無事保護された。結局、首に針金はなく、食い込んでいた針金が途中ではずれて首の部分の成長が止まったとみられる。「引き取りたい」との声が全国から寄せられており、同事務所は「けがの手当てをした後、飼い主を決めて引き渡したい」としている。 』・・・
良かったですね。TVニュースで見て、何だかクビのところがプクッとふくらんでいるのが逆に、妙に可愛くも見えたけど、事情を知ると痛々しくて、犬本人にしてみれば今まで苦しみつつも何とか生き抜いて来て、現在も慢性的に痛みや苦しさがあるんだろうな、とか思っていました。
生き抜く中で針金は外れていたそうで、針金で締め付けられていた首の部分は成長が止まっているんだとか。激しく動いた後は、ハアハアゼイゼイ、ひどそうにしているということだから、後遺症はあるんでしょうね。可哀相に。
傷の手当を完璧にしてもらって、早く可愛がってくれる飼い主の元に行って欲しいですね。口の周りが黒くて見るからに可愛い犬です。
僕は十年以上前まで近所の公園のグランドに、夕方、夜、深夜、どれかに、二日に一度くらいの割でトレーニングに行ってたんですが、その時はいつでも公園に野良犬が居ました。僕は犬に嫌われない方なので、しょっちゅう、一人黙々とトレーニングをする僕の近くに、一匹は犬が必ず居たものです。身体を悪くしてからそのトレーニングはやめましたが、最近でも公園にはよく行きます。しかし、最近では全くと言っていい程、野良犬を見ません。
多分、保健所さんがしっかりと仕事をしているんだと思います。勿論、公園ですから、飼い主がちゃんと連れて歩く犬はいっぱい居ますけど。だから、僕がごくたまに夜に公園を散歩をしても、一匹たりとも野良犬は見ません。ドラ猫はたくさん居るんですけどね。保健所さんが市民の安全の為に、野良犬駆除を抜かりなくやってくれている証拠だと思います。市民は、保健所職員の方々に感謝しなければならない。
でもこれはパラドックスですよね。動物愛護と市民の安全な生活と。多分、毎年、すごい数の野犬が処分されているのだと思います。それは想像以上の数字かも知れない。
針金犬にしても、もし針金がクビに喰い込まず、無残な姿をさらしてなければ、人間が見て可哀相と同情の目を向けなければ、ごく普通に野良犬としてゴミ箱などを荒らして町を歩いていれば、ごく普通に保健所に捕らえられ駆除されていたんでしょうね。健全な野良犬であれば、善意の引き取り手など現れずに、無情にも始末されていた訳だ。
無情に、なんて言ったら保健所の方々に失礼ですね。いつもいつも嫌な思いをしながら残酷なことを仕事として、市民のためにやらなければならない。大変な仕事だ。市民の生活を守る、重要な仕事だ。
崖っぷち犬もそうだが、マスコミが駆けつけニュースになった犬は、その時は悲惨でも、TVを見て引き取り手が現れ、犬は助かる。その影では、数多くの犬が処分されている。複雑ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます