うろ覚えライフ。

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タンタル

2012年02月24日 | Weblog

 

 

○レアメタル「タンタル」福岡県が再資源化事業へ

 

   福岡県は15日、三井金属鉱業(東京)と県内の廃棄物中間処理会社と共同で、使用済み産業用電子機器からレアメタル(希少金属)のタンタルを回収、再資源化する事業を今月から、リサイクル産業の集積地「エコタウン」がある大牟田市で開始すると発表した。タンタルは国内で使用されている量の全てを輸入に頼っており、県は「価格が高騰しているレアメタルの安定確保につなげたい」と意気込んでいる。三井金属鉱業によると、このような取り組みは世界初という。

 タンタルは、スマートフォン(高機能携帯電話)やパソコンなどの基板にあるコンデンサーの製造に欠かせない金属。近年、IT事業の振興を背景に価格が高騰しており、1月末の相場はタンタル1キロ当たり約4万円という。

 事業では、中間処理会社の柴田産業(福岡県久留米市)が、使用済みの企業の大型サーバーやデジタル電送装置などの破砕や選別を担当。国内で唯一、タンタルの抽出技術を持つ三井金属鉱業が濃縮や精製、販売を行う。県リサイクル総合研究センター(北九州市)の調整で、事業化が実現。センターは今後、事業拡大のため、小型家電からの回収システムの構築を目指す。  

   

 “タンタル”は、“コルタン”という鉱物から取れる。僕はこういう知識の全くない人間ですが、この“タンタル”という言葉も“コルタン”という言葉も知っていました。どうしてか? それは、僕が映画とTVドラマの「ターミネーター」シリーズが大好きだったからです。TVシリーズの「ターミネーター・サラコナーズ・クロニクル」の中で、この二つの言葉が出て来るのです。僕は、奇しくもその言葉「タンタル」「コルタン」を記憶していたのですね。場面は、確か、未来世界ではなくて、現代で、未来からやって来たロボット連中が、自分たちを大量生産しようと目論む施設関係の倉庫に、トラックで稀少鉱物のタンタルかコルタンを運び入れるシーンで、誰か登場人物から発せられるセリフの中に、この「タンタル」「コルタン」のレアメタル名の言葉がありました。ドラマを見ていた時は、適当にロボット製作用材料名を考えて命名した、想像上のでっち上げ名前かと思っていたんですけど、アメリカSFドラマってそういうところは割りとリアリティーなんですね。

 希土類とかレアメタルって、全部、大陸にしかありませんね。半島とか島にはない。日本て本当に天然資源は何にもない地域ですよね。まあ、北米大陸も広いからいろいろあるんでしょうけど、だいたい発展途上国とか第三世界、世界の紛争地域とかにありますよね。ヨーロッパとかにはないでしょう。あってもロシア方向の、ユーラシア大陸でもアジア方面。タンタルに限れば、日本は100%輸入でしょうが、コルタンの採掘国はだいたいオーストラリアとかブラジル、カナダとかですね。コンゴに大量の地下資源、コルタンがあるそうで、相当な量らしいですね。そしてそのコルタン採掘と売買をめぐって、コンゴで凄まじい内紛が起こっているんだとか。このコンゴのレアメタルをめぐる紛争は以前、ニュースで聞いたことはあったんですけど、その紛争の詳しい事情は申し訳ありません、不勉強ながら調べていません。途上国にありがちな人権無視の凄惨な紛争が起こっているのでしょう。まあ、こういうのはだいたい、大国や先進国の利権体制が絡んでますけど。

 日本には鉱石コルタンは無い。しかし、コルタンから精製されたタンタルは都市資源としてある。電子機器・IT機器の内部部品に使われているレアメタルですね。一つ一つのIT機器内にあるレアメタルはもう、ものすごい微量なものでしょうが、かつてのGNP世界2位・経済大国、先進技術国家日本には使い古されて廃棄処分を待つ電子機器がごまんとある。塵も積もれば山となる、でしょうね。しかしものすごい微量を大量に集めるんだから、大変な作業でしょうけど。日本に眠る都市資源。再利用資源ですけど、これが活かせるかどうかは技術の問題ですよね。低コストでリサイクル採掘できる技術があるかどうか、ですね。日本の資源といえば、最近の話題は日本国周囲近海の天然資源、メタンハイドレードですけど、これも採掘技術や実用技術がまだまだですよね。もう、すぐにでも、というものでもないでしょ。少なくとも二、三年内には、という話でもないし。確かに各企業や研究機関が開発には乗り出しているんでしょうけど。実用化には先ず10年以上は掛かるだろうしなあ。気が遠くなるような。中国とかロシアとか見返してやりたい気持ちが沸くんだけど。

 話は変わりまして、僕の趣味領域に戻って、「ターミネーター・サラコナーズ・クロニクル」は面白かったです。SF連続ドラマ。だいたい僕はシュワちゃんの「ターミネーター」シリーズ、全部大好きだったし、勿論、「ターミネーター4」も見たし、「ターミネーター3」と「ターミネーター4」の間のエピソード設定だといわれる、「ターミネーター・サラコナーズ・クロニクル」もワクワクして見ました。一作品が2、3時間の映画に比べて、連続ドラマはエピソードがメチャメチャ長いんで面白く楽しめます。だいたい一話45分くらいの長さで31話もありますからね。ただ、お話が尻切れトンボで突然終了しちゃうんですけど。これからいよいよ、って時に突然お話が強制終了。映画の「ターミネーター4」はまた違う設定だし。しかし「ターミネーター・サラコナーズ・クロニクル」の美貌の味方・少女ターミネーター、キャメロンは可愛くて良かった。

 

※2009-9/16 ターミネーター

コメント
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