旅限無(りょげむ)

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憲法9条の出番じゃないのか? 其の壱

2006-03-03 09:27:44 | 外交・世界情勢全般
■民主党の永田スットコドッコイが開けた大穴の浸水が止まらないようです。もともと板切れや鉄片を持ち寄って、エンジンも舵(かじ)も勝手に取り付けて右に行ったり左に行ったりしていた「民主党」丸ですから、いよいよ浸水が始まっても誰も驚きはしていないようです。船本体には不似合いなほど大きな帆を上げて、「政権交代」などと大ボラを染め抜いて国会を航海していたのでしたが、自民党からの魚雷を受けたわけでもないのに、スットコドッコイが自分の船の中で特大の機雷を誤爆させてしまったのですから堪りませんなあ。一応戦闘艦でしたから、外からの攻撃には耐えられる装甲板が貼ってあったようですが、内側で大爆発したら持ちませんなあ。

■難破や嵐に慣れている菅直人さんのように笑っている人までいるそうですから、ばらばらになった後でも板切れに掴まって何処かの島に辿り着けると安心しているのでしょうか?中には、長年乗っていた泥船の「社民党」丸に乗り移る算段をしているチャッカリ者も居るとの話です。以前はオバチャンたちが乗り組んで賑やかでしたが、帆柱に揚げた「護憲平和」の文字も北朝鮮から飛んで来た石礫(つぶて)ですっかり色褪せて穴だらけになっているのですが、筏(いかだ)のような貧弱な船でも、竜骨だけは立派なものなので「民主党」丸よりは長持ちするかも知れません。うまくすれば、ドックに入って展示物として大切にされる可能性もあります。北朝鮮の不審船と並べて「歴史遺産」とするのも良いでしょうなあ。

■スクラップか博物館の展示物になる前に、「民主党」丸からの避難民を収容したら、是非とも帆を新調してペルシア湾に乗り入れてもらいたいものです。もう北朝鮮に向って漕ぎ出しても海岸にさえ近づけないようなので、ペルシア湾に「護憲平和」の帆を揚げて見せて欲しいものです。『憲法9条』の御威光が『コーラン』以上の力を見せられれば、「社民党」丸も再び改装して戦艦・社会党に生まれ変わるかも知れませんぞ!乗組員一同が大好きな「国連」の連合艦隊にも出動を願って、ペルシア湾でアラビア語に翻訳した『憲法前文』と『第9条』を轟かせてみてはどうでしょう?


アルカイダが2年前に作成した文書で、サウジアラビアとイラクのパイプライン爆破を支持者に呼びかけていたことが分かった。文書は、このほどイスラム系ウェブサイトに掲載されたもので、イスラム諸国の生命線である油田への攻撃は回避すべき、とも主張している。文書は2005年にサウジで身柄を拘束されたアブドゥルアジズ・エネジ容疑者が作成。「十字軍」と米同盟国に対する攻撃指針を盛り込んでいる。

■日本も「十字軍」に占領されて改宗を迫られたのでしたが、悪魔?の共産主義との戦いに協力する仲間と分かって手足を縛り上げたまま同盟国に加えられたのでした。「本土」に編入したばかりだった真珠湾を攻撃した航空母艦と飛行機は絶対に作ってはならず、その保障に平和憲法を貼り付けられたようなものです。ついでに皇室の血筋を先細りさせて自然消滅させる気長な時限爆弾も仕掛けられていた事が最近判明しましたが、米国が封印紙代わりに貼って行った平和憲法が、本当に命を懸けて守るに値するのかどうか、米軍も諦めて放り出しつつあるイラクで試してみたれば、憲法改正論議も地に足に着いたものになるのではないでしょうか?

■このまま、政界が揺れるたびに、『護憲平和』の帆布がキリスト教の「トリノの聖骸布」みたいに密かに持ち出されて、新たな逃亡先の秘密の箱の中に隠されて伝承されるような事が続くようでは、二大政党制も政権交代もホラ話で終わってしまうでしょうなあ。平和憲法を100万回読み上げても石油の一滴さえも出て来ませんが、イラクを「改宗」させて平和憲法同盟を結んで石油の輸入を安定させられれば、これは日本にとって大金星ですぞ!奇跡というより限りなく冗談に近い話ではありますが、野党第一党が自壊して解散する可能性が見えて来た今こそ、憲法の有効性を実証しておくべきでしょう。


文書は、米経済とサウジ王室に打撃を与えるには、原油供給を混乱させることが最も効果的だ、と指摘。サウジの国有製油所、石油パイプライン、イラクの施設が「すべて異端者の手に渡って」おり、「米国や西側諸国のタンカーを含め、異端者が持つ石油利権を標的にすることが許される」と主張している。
ロイター - 3月3日

■大急ぎで、社民党員と民主党内の隠れ社民党員とで、ビンラディンとザルカウィとの会見を企てるべきですぞ!土井たか子さんの出番です。福島党首も国際世界にデヴューする時ですぞ!たとえ自爆に終わっても、永田スットコドッコイ議員よりも盛大な花火となれる社会党の大団円になるでしょう。


イラク移行政府は2日、バグダッドと近郊に、イスラム教の休日に当たる金曜日の3日の外出禁止令を発令した。宗派対立による暴力の拡大を防ぐのが狙いとみられる。AP通信が伝えた。バグダッドでは、中部サマラで先月22日に起きたイスラム教シーア派聖廟(せいびょう)の爆破事件の後、24日から3日間、外出禁止令が出たが、同月27日に解除された。共同通信 - 3月3日

■米国を中心とする「連合国軍」に敗れて占領されたのに、戦後のイラクはかつての日本とはまったく違う様相を呈しています。日本でもソ連や中国から「潜入した」工作員やら秘密指令やらが飛び交って社会主義革命の準備が進められていた事が有りますなあ。かつてのコミンテルンと今のアルカーイダは同じような位置にいるようにも見えて来ますなあ。

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4 コメント

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所詮,お題目~! (momonokitomi)
2006-03-03 12:16:50
まあ,そう言っても瑞穂あたりは,「日本政府が放棄しようとしているのに,他国に言っても説得力が無くなるからやらない.それよりも日本での憲法を守るのが先!」とか言い逃れをするんでしょうね.

中国,韓国は,平気で「人類普遍の~」なんて言ってくるけど,平和憲法に「普遍的価値」を感じる人間なんて,誰一人いない.結局,普遍的理想ではあっても,実行する勇気は無い.

そんなものを日本が持ったのも,忍び難きを忍んだ先人達の忍耐そのものだったのです.結局,それだけをお題目に,政府を攻撃のネタにしかせず,平和憲法の国際化を図らなかったのは左派の怠慢以外の何者でもありません.

自分は,平和憲法は素晴らしと思いますよ.理想郷を絵で描いていると思います.そんな国に住めたら,きっと平穏な日々だと思ってしまいます.

だけど,周りは誰も認めてくれない.それどころか,それをネタにタカってくる.全然,平和じゃない.それなら,平和の為に憲法を捨て,平和国家を作ろうとする.そしたら,隣は自分たちが平穏じゃなくなるから止めろと言う.

えーかげんせい!って.てめーら,自己満足だけでなく,平和まで日本にタカるな!
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momonokitomiさんへ (旅限無)
2006-03-03 14:57:12
いらっしゃいませ。仰るとおりですなあ。憲法制定課程については歴史的にまだ未解明の部分も有るようですが、占領軍が命じて制定したのは間違いがなく、「敗戦国」「被占領国」として制定したのですから、独立回復後には白紙に戻して独自の憲法を作らねばならなかったのに、その能力が無かったのでしょうなあ。その方が、政治かも役人も楽ですしね。その職務怠慢が今回の永田スットコドッコイ事件の遠因でしょなあ。予算は通ってしまうし4点セットもうやむやで、憲法なんて高望みですね。やっと隣国が「正しい(偽造)歴史」を主張するくらいに日本でも歴史の発掘が進んでいるのですから、「独立」はどのように回復したのか?という大テーマを専門家は研究して欲しいものです。まだ独立していない、という大発見があると思うのですが…
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いつも、楽しい記事をありがとうございます。 (タカボンのパパ)
2006-03-03 22:53:45
な、永田スットコドッコイ。爆笑~っ!は、腹が痛い。
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タカボンのパパさんへ (旅限無)
2006-03-04 00:01:51
いらっしゃいませ。お楽しみいただいている御様子、嬉しく思います。オタノシミニ前畑よりは、期待にお応えできるかと存じます。厚生大臣当時に「煙草は健康に良いんだ」と失言した渡部恒三御大が国対委員長に返り咲き、これで嫌煙運動も少しは下火に……はならないでしょうね。
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