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生まれていない

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※「極楽飯店」の第一話はこちらから。

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最近、トークライブでよくお話していることがあります。

それは、僕たち(の命)が「実は生まれてなどいない」ということについて。

精神世界や宗教のお話で「本当は死なない」ということを耳にすることはあっても、「生まれていない」ということは、あまり聞いた事がありませんでした。

でも、生と死が対局にあるように語られるのであればなおのこと、「死なないのなら当然生まれもしない」ということになります。


僕が、ライブ会場で「僕もアナタも、実は生まれていないのです」なんて言うと、皆さんから「この人大丈夫だろか?」と懐疑的な視線を向けられるか、ギョッと目を丸くされるか、といった感じなのですが、気づいてしまうとホントに「あれ?あれれれ?」となる不思議。

以前から何度も書いたことのあるテーマですが、大事なことなので再度書いてみたいと思います。


僕はその気づきを得る以前は、「命」とは、誰もが一つずつ持っている何かだと、漠然と思っていました。

僕には僕の命があり、母には母の命があり、妻には妻の、同僚には同僚の命が、その肉体に宿っているものだと思っていました。

また、それは人間だけではなく、動物には動物の命が、虫には虫の命が、植物には植物の命が、それぞれに宿っていると。

そして、自分の肉体からその命が失われることを「死」だと思っていました。


しかし、よくよく考えてみると、その考え方だと「どうしてもおかしい」ということに気づいてしまうんです。


普通「アナタはいつ生まれましたか?」と聞かれた時に、「いえ、私は生まれていません」なんて答える人はいません。

大抵は生年月日を答えます。「昭和(平成)○年の○月○日です」って感じで。

でも、誕生日であるその日に、僕たちに「新しい命が宿った」とは言えそうもありません。

僕もさすがに「出生時の記憶がある」とは言えませんが、いま、妻のお腹を見れば一目瞭然です。

妻のお腹は日に日に大きくなり、胎児の成長の様子が見て取れます。

産婦人科に行けば、エコー写真などで、その成長の様子をさらに具体的に観察することができて、先生から「お子さん、順調に育ってますよ~。あ、やっぱり“たまたま”がついてますね。男の子だ」なんてことを言われたりしています。

先生に“おきゃん玉”を覗き見された我が子は、当然のことながら、まだ誕生日を迎えていません。

誕生日は迎えていませんが、猛スピードで細胞分裂を繰り返して成長を続け、毎日の様に妻のお腹を内側から蹴っています。

つまり誕生日を迎える前から、すでに「命がある」ということです。


出産の前から命はある。

では、もし命が、どこかの時点で宿ったり失われたりするようなものなのだとしたら、その命は、いつ宿ったと言えるのでしょうか。

何かに命が宿ることがあるとするならば、まず先に、命が宿っていない何かが必要になります。

僕たちが「命が宿っていない何か」「生きていない何か」だったことはあるでしょうか。

それは、まだ肉体が形成される前の「受精卵(胚)」でしょうか?

いや、確かに形としてはまだ人型になっているわけではありませんが、受精卵だって休むことなく細胞分裂を繰り返しているのですから、すでに「生きて」います。

ではそれ以前。

精子や卵子だった時はどうでしょうか。

それは、「生きていない何か」だったでしょうか。

そんなはずはありませんね。精子も卵子も生きていたからこそ、それが結びついて受精卵になれたわけです。

と、いうことは……。あれ?

僕たちが何となく漠然と持っていた「一人に対して一つの命」というその考えをそのまま活用するとおかしなことになってしまいます。

「精子には精子の命」、そして「卵子には卵子の命」が必要なはずです。

だとしたら、その二つが結びついた胎児には、精子分の命と卵子分の命、つまり、二つの命が宿っているという話になってしまいます。

本当にそうであるなら、僕たちは「二度死ねる」ということになってしまいますが、そんな人には出会ったことがありません。


つまり、僕がかつて抱いていた、「僕の身体に僕の命が宿っている(一人に対して一つの命がある)」という考え自体が大間違いだったということです。


僕だけの話ではありません。

単独として人の身体に宿る命など、誕生したことはありません。

最初からないのだから、失う事もできません。

だから、とても不思議なのですが……僕たちは死ねないのです。



命は、生まれることも、失われることもありません。増えることも、減ることもありません。

しかし、『自我』と呼ばれる「私」という感覚は、生まれたり失われたりすることがあります。

この感覚のせいで、僕たちは「生死」という根本的な誤認を作り出してしまいました。

と、いうことで、この先は、この「自我」についてお話を進めてみたいと思います。



【トークライブ・インフォメーション】

約1年ぶりに京都にお伺いいたします!

あの世に聞いた、この世の仕組み in 京都

日時:11月5日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:京都市勧業館「みやこめっせ」 大会議室
料金:お一人様3,000円

お申し込みはこちら、【e+チケット】から。
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平日のお話会「月イチ☆」

日時:10月26日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:三鷹産業プラザ 701会議室(藤)
料金:お一人様2,000円

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下記会場分も引き続き受付中です!

◎10月23日(日)「阿雲の呼吸」 in 博多
 第一部「EGO~偽の自分のメカニズム~」
 第二部「ザ・むちゃぶり!」


◎11月23日(水・祝)札幌ソロライブ
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←なんど計算しても、アクセス総数とこのボタンのクリック数が合いません。(「一人に対して一つのクリック」というその考えをそのまま活用するとおかしなことになってしまいます)
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語録

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ここのところ、深夜12時をすぎた頃に、突然雲さんと繋がり出すことがあります。

ぽつりぽつりと一言二言を受信して、眠りにつく。

でも、そのまま寝てしまうと、そのまま忘れてしまうもんだから、メモを取ったり、ツイッターで呟いたりしてから布団に入っています。


今日は、最近の呟きの中から、特に印象的だったものをいくつかご紹介してみたいと思います。



(  ̄Д ̄) 争いの構造は「正義 vs 悪」じゃない。「正義 vs 正義」だ。悪も、正義も、どっちも捨てちゃえ。


(  ̄Д ̄) 「満足」は、何かを得ることによって生まれるものではない。不足の不在によってもたらされるものである。一見同じように見えても、この二つは大きく違う。


(  ̄Д ̄) 自我の基本プログラム。「アナタ以上に○○なのは、私だ!」


(  ̄Д ̄) 満たされている、つまり「これ以上何も求める必要がない状態」が、おまえが追い求めているものだ。しかし、「これ以上何も求める必要がない状態」だからこそ、求めてもたどり着けない。求める程に、逆へ向かうだけだ。


(  ̄Д ̄) 平和を望めばそれは「欲」だが、平和であるのは「欲の消失」である。


(  ̄Д ̄) 欲はあって良い。しかし、その欲を残して死んではならない。


(  ̄Д ̄) 人間がカルマを作るのではない。カルマが人間を作るんだ。


(  ̄Д ̄) 納得出来ること=真実、ではない。矛盾が無いこと=真実、でもない。


(  ̄Д ̄) 大丈夫だ。何の心配もいらないから、安心して苦しめ。



ブログの更新ができない時でも、たまにこういったモノも呟いたりしています。

よろしければ、お見知りおきを。


雲 黒斎ツイッターアカウント 




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←アナタの中にも「人一倍このボタンを押しているのは私だ!」というプログラムがありますように。
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つわり.2

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数日前にですね、妻からこんなことを言われたんです。


川* ̄▽ ̄) 「パパ、楽しみにしてるね」

( ̄д ̄ ) 「え? 何を?」

川* ̄▽ ̄) 「ブログよ、ブログ。確かに気になるわ~、つわりがどうして起こるのか。続きを楽しみにしてるね♪」


っていうか奥様。

僕がこうしてブログに書いたり、トークライブでお話する前から、誰より先にお話していたじゃありませんか。

その時、

川* ̄▽ ̄) 「へ~。なるほどねぇ~」

って、頷いてたじゃないですか……。


そんな天然な奥様と今日も仲良く暮らしております。黒斎です。こんにちは。


さて、そんなこんなで「つわり」話の続きでございます。

コメント欄の中には、「まさに私もつわりの真っ最中!それを知ることでつわりが楽になりますか?」的な書き込みも寄せられましたが、知ったところで楽になるってほどのことでもないので、「へ~、そうなの~」ぐらいのゆるい感じでご覧ください。


( ̄д ̄ ) 「どういうことですか、タバコと同じって」

(  ̄Д ̄) 『つわりは一種の免疫反応なんだ』

( ̄д ̄ ) 「免疫反応?」

(  ̄Д ̄) 『身体に備わっている生理機能だよ。異物が体内に入ったときに、それを排除しようとする働きのことさ』

( ̄д ̄ ) 「タバコを吸ったときに『オエッ』ってなるのは、タバコの煙やニコチンが体内に入ることによって働いた免疫反応ってこと?」

(  ̄Д ̄) 『そういうこと』

( ̄д ̄ ) 「でも、ヘビースモーカーはそういう反応じゃないよね。僕も数年前は普通に吸えてたし」

(  ̄Д ̄) 『それは、もう一つの意味での“免疫”さ。度重なる経験で慣れてしまう。他には、抗原に対しての反応には“過敏な人”や“鈍感な人”といった個人差もある』

( ̄д ̄ ) 「じゃあさ、つわりが免疫反応だと言うなら、お母さんの身体は何に対して拒絶反応を起こしているって言うの?」

(  ̄Д ̄) 『カルマだよ』

( ̄д ̄;) 「カ、カルマ!?」

(  ̄Д ̄) 『“身ごもる”っていうのはね、胎内に新しい命を宿すことじゃないんだ。新しいカルマを宿すことなんだよ。以前から話している通り、命ってのはたった一つしか存在していない。分裂したり、増えたり減ったりするものじゃない。だから、“新しい命が生まれる”ということ自体がありえないんだ。が、しかし。カルマの存在によって“新しい自我が形成される”ということはある。それがおまえ達の言う“誕生”だ』

( ̄д ̄;) 「え~と、一度整理させてください。つまり『つわり』ってのは、母胎にカルマが入ってくることに対しての拒絶反応ってことですね?」

(  ̄Д ̄) 『うん』

( ̄д ̄;) 「とはいえ、つわりの軽い人と重い人がいますよね。家の奥さんの場合は、竹彩の時はそれほどでもなかったのに、今回は相当につらそうです。さっき雲さんが言ってた様に、これがタバコと同じようなことだとしたら、むしろ回を重ねるごとに慣れて軽くなりそうな気がしますが……」

(  ̄Д ̄) 『つわりの強弱には、いくつかの要因がある。まず一つは、エネルギーの動きに対する感度の違いだ。「つわり」ということにこだわらず、例えば「気」や「レイキ」などといった目に見えないエネルギーに対しての感度には、人それぞれ違いがある。敏感な人もいれば、鈍感な人もいる。それと同じように、カルマの動きに対して敏感な人もいれば、鈍感な人もいる。そのエネルギーの動きを敏感に捉えられる人はつわりが重くなるだろう。鈍感なら軽くなるだろう』

( ̄д ̄ ) 「へ~」

(  ̄Д ̄) 『もう一つは、入ってくるカルマとの相性だ』

( ̄д ̄;) 「え? カルマに相性ってあるんですか?」

(  ̄Д ̄) 『母が持っているカルマと、子に宿るカルマの相違が大きいほど、つわりは重くなる。逆に、母と似たカルマが入るなら、つわりは軽くなりやすい』

( ̄д ̄ ) 「そういうもんなんですか」

(  ̄Д ̄) 『人間は皆、例外なくカルマを背負っている。自分が元々持っているカルマは、いわば慣れ親しんだ状態だ。だからこそ、それに似たエネルギーには抵抗は生まれない。が、その違いが多くなるほど、親しみの薄いエネルギーだということになる。それに対しての抵抗が、つわりという反応になるんだよ』

( ̄д ̄ ) 「なるほどねぇ~。何かしてあげられたらと思ったけど、残念ながら僕には何もできなさそうだね」

(  ̄Д ̄) 『いや、そんなことはないよ』

Σ( ̄д ̄ ) 「え? なにかある?」

(  ̄Д ̄) 『いわゆる「ヒーリング」というやつで、少なからずカルマの動きを和らげることは可能だよ』


……と、いうことで、その後奥様に手かざしや遠隔ヒーリングなどを試してみましたが、さほど効果は感じられませんでした。チャンチャン。




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会場:三鷹産業プラザ 701会議室(藤)
料金:お一人様2,000円

※追記:ごめんなさい!
 先ほどまで、開演時間(開場時間)に誤りがありました。
 今回は、チケットに記載の通り19:00開演(18:30開場)にて進めさせて頂きます。
(11月分より、開演時間を30分変更予定です)


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