消えた時間の行方

※初めての方はこちら「プロローグ」、「このblogの趣旨」からお読みください。

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今日は、先日行われた僕と阿部さんのコラボ講演会に来てくれた方々へのアフターフォロー的な内容で進行させていただきます。

うん、あれでもやっぱり話足りなかったのさ（笑）


まずはこれからお話させてください。

第一部にご参加された皆様、あの日の帰り道「経行（きんひん）」やってみました？

「いまここ」という意識を保ったまま、ご自宅にたどり着くことはできたでしょうか。

ご自宅を「引き寄せる」という感覚を掴むことができたのであれば幸いです。

もし、「あ、会場を出た直後に、そんな話があったこと自体すっかり忘れてました！」なんて方がいらっしゃいましたら、今日でも構いません、是非一度、実際に経験してみてください。

これも一種の「瞑想」ですが、大丈夫、怪しげな何かに魂を取って食われるようなことなんてありません。（笑）

だって、取って食うはずの「個人の魂（分裂・孤立した命）」が、元からないのですから。だから、大丈夫です。

それに、ね、単に意識の軸を「目的地に置くか、自分の中に置くか」という違いだけの話ですからね。

特に「瞑想しよう」という意識を持たなくとも、こういったことを通して「感覚の反転」を味わうだけでも、充分面白いと思いますよ。


さて、今日お話したい本題はここからです。

先日の講演会は第一部・第二部ともに約２時間半の間お話をさせていただきました。

時計で計ると「１５０分」という「時間」を共有していたことになるのですが、どうでしょう、ご来場いただいた皆様にはそれは本当に「１５０分」でしたか？

講演後にお声がけいただいた数名の方から「２時間半が、あっという間でした」というご感想をいただきました。

そうですよね。僕にとってもホントに「あっという間」でした。

その体感時間を仮に６０分ということにして、コレを数式にして考えてみましょう。


「（時計時間）１５０分」-「（体感時間）６０分」=９０分


さて、この差分である９０分間はどこに消えたのでしょうか。

実はこの差分は、消えたのではなく、元からないもの（時間）をないものとして捉えられていた時間なんです。

言葉にすると妙なことになってしまいますが、あの場におられた方ならなんとなくわかってくれるのではないかと思いますので、さらに奇妙な書き方を続けます。


アナタはあの時、９０分の間マトリックスを抜け出し、「今」を捉えることが出来ていたんです。

９０分間、時間（過去と未来）のない世界にいたんです。

あはは、いよいよワケがわからない文章ですね。


人は、「今」に在るとき、マトリックスを抜け出すことができます。

そこでは「自分」という分離意識が薄れ、その場のエネルギーと一体となっています。

人は、「過去や未来」に在るとき、マトリックスの世界に埋没しています。

そこでは「自分」という分離意識が強まり、自分と自分以外の何かという世界で「自分に敵対する何か（自分の存在を脅かすもの）」を見つけ、不安・恐怖と戦う羽目になります。


日々の生活の中で、出来るだけ「今」にいることに気づいてみましょう。

また、「今」から離れ「思考の紡ぐ物語」の世界に埋没してしまっている瞬間にも気づいてみましょう。


あなたが、「今」に在る時間が増えれば増えるほど、同時に「洞察力（観自在）」を向上させることができます。

洞察力が増せば増すほど、「ほんとうのこと」がわかるようになります。


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