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本質

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。

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斎藤由多加さんと言う方をご存じですか?

顔や名前が分からずとも、ゲーム『The Tower』や『シーマン ~禁断のペット~』を開発したゲームプランナーと聞けば、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。

今年9月、この斎藤さんが書かれたエッセイ集『ハンバーガーを待つ3分間の値段』の文庫版が発行されました。


ちょうど雲さんに、

( ̄Д ̄) 『もっと物事を多角的に捉えることはできないのかね?』

と注意を受けていた時にですね、

( ̄Д ̄) 『ほれ、これ読んでみ。』

ってな具合で、この本に誘導されまして…。


いや、まぁ、ホントに…

分かっていながら、ついつい忘れてしまう、視点の大切さをまざまざと再認識する事となるのですが…


それはそれとして…

このエッセイ集がですね、とびきり面白いのですよ。

まずはイントロダクションの「つかみ」におもいっきり嵌ってしまいましてね。

ページを開いた一言目がこれです。

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はじめに

「『現象』の反対語を答えなさい」 (「四谷大塚進学教室」/小学生向け問題集より)

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ヾ(≧▽≦)ノ <うわ~! わかんねぇ!! 小学生向けの問題なのに、わかんねぇ!!!


どうです? 分かりました? 「現象」の反対語。


ちなみに、手元の辞書で「現象」を調べてみますと…

げんしょう【現象】(名)
1.人間が知覚することのできる全ての物事。自然界や人間界に形をとってあらわれたもの。「自然---」
2.表面だけのあらわれ。「---ばかりにとらわれるな」

と、あります。

これの、「反対」。



で、

その答えは、今回のタイトル通り、「本質」なんだそうです。


ちなみに…

ほんしつ【本質】(名)
物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。「---に迫る」「---を見きわめる」


なるほどね~。「現象」の反対は「本質」。そうなのかぁ…。

ってことはさぁ、自分の本質(本来の姿)は、やっぱり「人間の“知覚を超えた”存在」ってことでいいよね?





さて、ここで、再び先ほどのエッセイのイントロダクションに戻りますと、

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私たちが目にするものはすべて「現象」ですが、もし「本質」がその反対側にあるとすれば、それを発見するためには、すこしあまのじゃくな視点が必要なように思えます。この本は、そんな視点で綴ったちょっと変わったエッセイ集です。読者の皆さんの気分転換のお役に立てれば幸いです。

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と、いうことで…

僕同様、「VIVA!あまのじゃく!」って方にオススメのエッセイ集です。

ご興味のある方は、是非ご一読を。


←「引く」の反対語でお願い致します。
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