首相に「大政奉還の決断を」 自民議員、面前で発言(朝日新聞) - goo ニュース
この一幕により、様々な波紋を与えているようだが、オレにとってもドーでもいいこと。
ある政治の1場面、そしてその前座にすぎない。
オレが、物申したいのは「大政奉還」というワードだ。
このニュースをテレビで見ていて、違和感を憶えたのだ。
こういう場面で使うに相応しい言葉かなぁって。
そこで、大政奉還について辞書を引いてみた。
1867年11月9日(慶応三年10月14日)、徳川一五代将軍慶喜が征夷大将軍の職を辞し、政権を朝廷に返上することを申し出、翌日朝廷がそれを許可したこと。
公武合体派の前土佐藩主山内豊信の建白によるが、討幕の名義を失ったかに見えた討幕派は同日討幕の密勅を得て、以後王政復古のクーデターによって慶喜の辞官納地を決し、鳥羽・伏見の戦いを経て戊辰(ぼしん)戦争へと発展させた。<o:p></o:p>
(以上、大辞林 第二版より引用)
まあ、幕末に詳しくないオレから見てもグダグダ書いてあるようにしか見えないが、オレなりに解釈すれば、
「将軍家が政権を天皇に返上した」
この一言だよね。簡単すぎるか(笑)
ウィキペディアでも、大政奉還について記載があるが、やはり興味のない時代の話となると頭に吸い込まれない。
ただ、なんとなくは、オレのように理解力がない人でも分かっただろうか。
備考の欄に、大政奉還と読んでも理解出来る例が記されていた。
しかし、読み返してみても、今回の政局の混乱に用いられた言葉に相応しいと思わなかった。
まともに読むなら、 「三権を天皇に返上する」になってしまうが
さすがのオレでも、その議員が言いたいことと違うことくらい理解出来る。
当の議員は、返上する相手を「国民」と定義していたようだが、
「民主党へ任せてしまえ」とも聞こえたし、「選挙によって国民に信を問え」とも聞こえる。
だったら、ストレートに「総裁選」とか「解散総選挙」と述べていいんじゃないのかな?
やっぱり、歴史用語は、軽々しく用いて貰いたくない。
納得できるとか、ウマイ使い方、相応しい当て字なら、それもいいとは思うが・・・