敢えて言う必要もないのでこれまで黙っていましたが、私の裏編みの編み方は一般的ではありません。
具体的に言うと、裏編みの時の右針での糸のかけかた(とりかた)が違います。
説明するのにどうしたら?と思ったら、たたさんのところに「逆目」というキーワードが出てきました。それです。
そもそもどうしてそんな事になったのか、といえば、中学生の時に初めて家で編物をした時に、技術の曖昧な母親からそう教わったからだと思われます。丁度姉が短大の課題でマフラーを編んでいて、母親も編物をすることを思い出したらしく、女3人で編みものした時期があったわけです。
その後私は、本の基礎部分を見ながら増し目や減らし目を覚えた訳ですが、普通は減らし目の時に気づくはずですよね~どうして本と同じやり方で同じ見た目にならないんだろうって。しかしここで、まだ幼かった?私は、裏編みの編み方が本と違う事には気づかないまま、減目の状態が本と同じような見た目になる手順を自然に習得したのですよ。
そうして長い年月が過ぎた訳ですが、いよいよ自分の裏編みが一般的でないのに気づいたのは、長男が産まれてお友達と赤ちゃん用の編物をするにあたり、人と一緒に編むようになった時です。
教えて、と言われて、間違えた編み方を教えてはいけないわけで、ここでたたさんのところ等を見て正しい編み方を理解しました。
とはいえ、正しい編み方は、私にとってやりやすい編み方ではないわけで。慣れてないから遅いし、目も揃わないし。そんなわけで、皆と違うな~と思っていたのですが、そのまま自分の編み方で編んでいました。
EZのknitting without tearsの最初の方にも、その一般的でない裏編みの編み方が書かれていますが、「間違っている」とは書かれていないんですよね。一般的な編み方が「better」だとしか書かれていない。
それに、その裏編みのおかげで、都合の良い事も色々ありました。例えば、ゴム編みや鹿子編みをする時、目のかかり方が表編みをした次の段と裏編みをした次の段とでは異なる向きになっているため、次の段を編む時に針を入れる方向が違うのですよ。なので、手元を見なくても下の段が表目か裏目かがわかるわけです。つまり模様編みを間違えにくい。ということは、一般的な編み方ではないけれど、視力に自信がなくなってきたらこっちの方が逆に有利なのでは?とさえ思っていました。
ただ、模様編みでは、明らかに不利な時があって、そんな時は一時的に一般的な編み方で編んだ事もあります。
そして、ラベリに入ってみれば、こんなグループが存在しますよ…
そっかー、英語ではcombination knitterっていうのか。しかも、このグループの存在を私は憧れのニッターさんのプロフィールページで知った訳で。おお、裏編みのやり方は一般的でなくても、あんな素敵な作品が編める訳だからやっぱり私も無理に直さなくてもいいや、と思っていました。
というところまでが、今まで敢えて?黙っていたところなのですが…
一時期、左手への糸のかけかたをどうしてるか、って編んでる画像や写真をアップするのが流行ってましたよね。あの時出てこなかったのはそんな複雑な思いもあったからなのでした…
そして、その自信満々だった一般的でない裏編みですが、先日、ふとしたきっかけで致命的な弱点を発見しました…
相変わらずブームになっているリネン糸で、キャミソールでも編もうと思い、スワッチを編んだのですよ。
きんしょうさんで購入した、アイリッシュリネン(太)です。
4plyゲージのものを編むのに丁度良さそうです。
確かに他の手持ちのリネンよりしっとりした感じがします。
しかし、ゲタ目は相変わらずだなぁ、これって運命なんだろうか?
でも、もしかして?
!!!!!!!!!!!!
いやーもうびっくりしましたって…だってその一般的な裏編みって、普段やっていないからテンションも狂いまくってるはずなのですよ。それでこの編地の違いかよって。
こうやって見ても、違いは歴然じゃないですか…
あああ…
そんなわけで、4plyゲージでただでさえ苦しい道のりになりそうなキャミソール、慣れない「正しい裏編み」で編むしか無いのかなぁ~と覚悟を決めようかと。
本当は輪編みでいきたいところですが、リネンは平編みでも斜行することがあるし、輪編みだと更に危険ですよね。まぁこのきんしょうさんのは平編みする分には斜行感はなかったのですが。
と、戦々恐々としていたのですが、風合いを確認するために水通ししてみると、
これ、どうなんでしょう?
ゲタ目、解消されていると思いませんか?
いや、それは、水通しの時に期待を込めて、縦横斜めに揉んだり引っ張ったりはしましたよ~。
でもね、かつてリネンのカーディガンを編んだ時には、どんなに努力しても戻ってくれなかったんですよ。
最近よく着ているこれなんて、何度も洗っているのに未だにゲッタゲタですよ…
拡大しても、そんなに目立ってないですよね。
これって、前は4本取りだったからなのか、それともきんしょうさんのアイリッシュリネンが優秀なのか…
スワッチ程度の面積が狭いものならゲタ目の戻り具合がいいのかなとも思ったのですが、その4本取りの方は、洗ったスワッチのゲタ目も洗っても引っ張っても戻らなかったんですよね。この写真左側。
この洗った白スワッチを信用して、インチキ裏編みで楽して編むか、より美しい仕上がりを目指して、修行と思って一般的な裏編みで編むか、ううん…もう少し悩みます…
具体的に言うと、裏編みの時の右針での糸のかけかた(とりかた)が違います。
説明するのにどうしたら?と思ったら、たたさんのところに「逆目」というキーワードが出てきました。それです。
そもそもどうしてそんな事になったのか、といえば、中学生の時に初めて家で編物をした時に、技術の曖昧な母親からそう教わったからだと思われます。丁度姉が短大の課題でマフラーを編んでいて、母親も編物をすることを思い出したらしく、女3人で編みものした時期があったわけです。
その後私は、本の基礎部分を見ながら増し目や減らし目を覚えた訳ですが、普通は減らし目の時に気づくはずですよね~どうして本と同じやり方で同じ見た目にならないんだろうって。しかしここで、まだ幼かった?私は、裏編みの編み方が本と違う事には気づかないまま、減目の状態が本と同じような見た目になる手順を自然に習得したのですよ。
そうして長い年月が過ぎた訳ですが、いよいよ自分の裏編みが一般的でないのに気づいたのは、長男が産まれてお友達と赤ちゃん用の編物をするにあたり、人と一緒に編むようになった時です。
教えて、と言われて、間違えた編み方を教えてはいけないわけで、ここでたたさんのところ等を見て正しい編み方を理解しました。
とはいえ、正しい編み方は、私にとってやりやすい編み方ではないわけで。慣れてないから遅いし、目も揃わないし。そんなわけで、皆と違うな~と思っていたのですが、そのまま自分の編み方で編んでいました。
EZのknitting without tearsの最初の方にも、その一般的でない裏編みの編み方が書かれていますが、「間違っている」とは書かれていないんですよね。一般的な編み方が「better」だとしか書かれていない。
それに、その裏編みのおかげで、都合の良い事も色々ありました。例えば、ゴム編みや鹿子編みをする時、目のかかり方が表編みをした次の段と裏編みをした次の段とでは異なる向きになっているため、次の段を編む時に針を入れる方向が違うのですよ。なので、手元を見なくても下の段が表目か裏目かがわかるわけです。つまり模様編みを間違えにくい。ということは、一般的な編み方ではないけれど、視力に自信がなくなってきたらこっちの方が逆に有利なのでは?とさえ思っていました。
ただ、模様編みでは、明らかに不利な時があって、そんな時は一時的に一般的な編み方で編んだ事もあります。
そして、ラベリに入ってみれば、こんなグループが存在しますよ…
そっかー、英語ではcombination knitterっていうのか。しかも、このグループの存在を私は憧れのニッターさんのプロフィールページで知った訳で。おお、裏編みのやり方は一般的でなくても、あんな素敵な作品が編める訳だからやっぱり私も無理に直さなくてもいいや、と思っていました。
というところまでが、今まで敢えて?黙っていたところなのですが…
一時期、左手への糸のかけかたをどうしてるか、って編んでる画像や写真をアップするのが流行ってましたよね。あの時出てこなかったのはそんな複雑な思いもあったからなのでした…
そして、その自信満々だった一般的でない裏編みですが、先日、ふとしたきっかけで致命的な弱点を発見しました…
相変わらずブームになっているリネン糸で、キャミソールでも編もうと思い、スワッチを編んだのですよ。
きんしょうさんで購入した、アイリッシュリネン(太)です。
4plyゲージのものを編むのに丁度良さそうです。
確かに他の手持ちのリネンよりしっとりした感じがします。
しかし、ゲタ目は相変わらずだなぁ、これって運命なんだろうか?
でも、もしかして?
!!!!!!!!!!!!
いやーもうびっくりしましたって…だってその一般的な裏編みって、普段やっていないからテンションも狂いまくってるはずなのですよ。それでこの編地の違いかよって。
こうやって見ても、違いは歴然じゃないですか…
あああ…
そんなわけで、4plyゲージでただでさえ苦しい道のりになりそうなキャミソール、慣れない「正しい裏編み」で編むしか無いのかなぁ~と覚悟を決めようかと。
本当は輪編みでいきたいところですが、リネンは平編みでも斜行することがあるし、輪編みだと更に危険ですよね。まぁこのきんしょうさんのは平編みする分には斜行感はなかったのですが。
と、戦々恐々としていたのですが、風合いを確認するために水通ししてみると、
これ、どうなんでしょう?
ゲタ目、解消されていると思いませんか?
いや、それは、水通しの時に期待を込めて、縦横斜めに揉んだり引っ張ったりはしましたよ~。
でもね、かつてリネンのカーディガンを編んだ時には、どんなに努力しても戻ってくれなかったんですよ。
最近よく着ているこれなんて、何度も洗っているのに未だにゲッタゲタですよ…
拡大しても、そんなに目立ってないですよね。
これって、前は4本取りだったからなのか、それともきんしょうさんのアイリッシュリネンが優秀なのか…
スワッチ程度の面積が狭いものならゲタ目の戻り具合がいいのかなとも思ったのですが、その4本取りの方は、洗ったスワッチのゲタ目も洗っても引っ張っても戻らなかったんですよね。この写真左側。
この洗った白スワッチを信用して、インチキ裏編みで楽して編むか、より美しい仕上がりを目指して、修行と思って一般的な裏編みで編むか、ううん…もう少し悩みます…
私の麻系の編地がヨレヨレなのはそのせいなのかとちょっと愕然としております。
うーん、修行するべきでしょうか?
naganasu様のスワッチは画像を見た限りではOKのような気もするんですが。
そして編み方の件ですが私の場合、母の嫁入り道具?の40年ほど前の編み物本で覚えました。(今でもこの本がないと編めない…)
最近の本の後ろの方に技法の解説のってますよね?あれと私の編み方っていうか針の入れ方とか動かしかたが違うんですよねぇ…。なんでしょう40年くらい経つと編み方に変化が発生したのでしょうか。
あと通っている編み物教室の方々はアメリカ式のペンシルハンドで軽く衝撃をうけました(私は基本的にフランス式なんです)
イケルのでは?って思っちゃいますが、どうなのでしょう。
私は人と一緒に編んだ経験が無いので
もしかしたらおかしな癖もあるのかもしれませんが、
う~ん。
今まで慣れ親しんだ編み方を変えなければいけないとしたら、、正直辛いかもです。
そういえば、カギの細編みの斜行ってのがあって
輪編みにすると本当にひどく(タイムリーに色んなブログで同じような記事見た事もあって)修行的にしてみたですけど治ってないと思います…
きんしょうさん未経験なんですが
naganasu様の色々見てたら、
リネンが編みたくなります。危険です。
にしても麻系の編地は粗がかなり目立つ気がします。よっぽど丁寧に編めば大丈夫なのでしょうか。そしてまた新たなスワッチ(病気?)を作ったついでに、真面目裏編みで1目ゴム編みをやってみたのですが、不真面目裏編みと見た目変わりませんでした。しょぼぼ。何とかしたいのですが、画期的な解決策が欲しいです。
白リネン、スタートしたいのにまた違うものに気持ちが行ってしまったり、怪しい動きしてます…
●ayayann様、水通し後ね~致命傷だと思ったのにあれれ、ってところで。にしてもアイリッシュリネンさんをひっぱったりなんだりするのはかわいそうな気がしてきたので、真面目に修行しようかという気になってきました。リネンの編み心地が好きなので、耐えられるかなと。
おお、その40年前の基礎本見てみたいですね~私も昔のと今のって比べて見た事無いです。ペンシルハンド、全然知らなかったのですが、この記事書くにあたってたたさんのとこで初めてそのワードを見ました。また勉強してこねば。
ayayann様の編みもの教室、興味津々ですよ~しかしお住まいの近くでしょうか?潜入してみたいです。
●kuhko様、なんか本と違うなってのは途中から気づいたのですが、その減目やなんやらを人に教える時にわかってないと致命傷になることに気づいたのは5年程前でした。まぁ私も今のところ資格とか考えてないのでいっかー、みたいな。それよりも色々なデザイナーのパターン編むと技法とかディテールとか勉強になるし…
かぎ針が輪編の場合斜行するのは構造上しかたないのではないでしょうか?あの針を入れる位置がそもそもvとvの間であって真上ではないから。なので往復してずれを戻さないとずっとずれていくしかないのかなと。こま編みの帽子も下田直子のがま口も立ち上がり位置はずれていきますよね(って、がま口は立ち上がりしない編み図だ…)編み手によって程度の差はあるのでしょうが…なので模様編みになると輪編みで書かれている編み図って殆どないと思います。模様ずれるから…ってカギはあまり詳しくないんですけどね。
海外crochetパターンだと、ぐるぐる編むのもあるっぽいのですが(seamless crochetというグループがあるし…)そう考えるとずれていかないのか不思議ですよね~(って、そこまで深入りしたくなかったり…)
でも以外とすんなり治りましたよ。でも私の場合、左利き気味(って運動系は左利き)で、中指命の編み方です。でも直したら、表編みが早くなりましたが、綺麗に編めるようになったかはわかりません。昔すぎて……
私もこの記事の後スワッチ編みでいくつか練習しました。なので直そうかな~とも思いつつ。そのリネンキャミは真面目裏編みで行ってみようかな。しかし早く編まないと来シーズン用です… erico様をおっかけるつもりでいるのですが。
この記事を見るまで、左に糸をかけたら裏編みはこうなる、と思ってました。だから表編みのときに時間がかかる。このあたりがわたしが左糸かけから右糸かけに変わって云十年になる由来です。最初は左掛けで裏編みを編み、右掛けで表編みを編んでいました。そのうちどちらも右掛けで編むようになりました。でもフェアアイルのときは両方にかけるときもあります。スピード編みは左糸かけ有利らしいので、左糸かけを練習し直そうとするのですが、もう無理です。
編み方、一度慣れるとなかなか他のやり方にするのが面倒ですよね。右に掛けた方が目の揃い具合とかもよいのかな、と思うのですが、現状スピード優先なのでこの記事の状態のままで編んでいます。
とはいえ、ちょうどこの記事で書いているきんしょうのアイリッシュリネンでキャミソールを編んでいるのですが、一応正しいとされる裏編みで頑張っています。リネンだけは斜行とか色々面倒なので、真面目にしようと思いまして。