回想

学研の「学習」と「科学」が廃刊になったニュースを聞いて思う事。
小学生の頃、お金を集金袋に入れ学校に持って行くと、学研のお兄さんが「科学」と交換してくれた事を思い出す。クラス中の殆どが買っていたので、その本の量を思うとおばさんが出来る仕事ではなかった。その本のを運ぶ事はどう見ても重労働に思える。
科学の付録が楽しみでよく遊んでいた。みんな持っていたのでみんなで遊べたし、これと言ったおもちゃが無かった事も、実験を面白くしていたと思う。

愚息が小学生低学年の頃、学研のおばさんが営業に来られ、当時を思い出しながら定期購入する事にした。初めの頃は月末に届いていたのだけれど、段々ずれ込む様になり、遂に電話しなければ配達して貰えなくなってしまった。聞くに堪えない言い訳を聞いたけれど、定期購入を止めた。
愚息も、付録を作ってしまうと直ぐに飽きて、それで遊ぶ事も無くなった。付録は部屋の隅でごみの様に積み上げられてしまった。付録よりも面白いおもちゃが有るので、昔の子供の様に面白がらないかもしれない。学研の付録で喜んでいたのは親の方だった。

先日学研のおばちゃんが、廃刊になった事を期に、新規に発刊される図書の営業に来られ驚いた。家人が対応したので細かい事は分からないけれど、おばさんも苦労している様だった。止めた経緯を思うととても注文する気になれない。